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家裁調査票「少年院は不相当」=検察が法廷で一部朗読−少年の強姦事件・名古屋

12月2日23時54分配信 時事通信

 連続女性暴行事件で強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた内装工の少年(19)の裁判員裁判の第2回公判が2日、名古屋地裁(伊藤納裁判長)であった。検察側は地裁が証拠採用した家裁調査官による少年調査票の一部を読み上げ、「少年院での矯正は相当でない」とする内容を明らかにした。
 調査票は、起訴前の家裁による少年審判の段階で、調査官が少年の家庭環境や成育歴をまとめたもの。裁判員制度前は、裁判官が調査票の書面を証拠として取り調べていた。今回は裁判員裁判初の未成年被告の審理で、詳細な書面は裁判員に負担となるため、どう取り扱うか注目されていた。
 調査票は1日の初公判で、検察側請求の証拠として採用された。検察官は少年の性格や生い立ちなど調査票の一部を朗読した後、「犯行はいずれも保護観察中に起き、少年院での矯正は期待できない」とする内容を読み上げた。 

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最終更新:12月2日23時57分

時事通信

 

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