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あの“靴投げ記者”が靴投げられた!

 イラクの首都バグダッドで昨年12月、ブッシュ米大統領(当時)に靴を投げたイラクのテレビ記者ムンタゼル・ザイディ氏が1日、パリで記者会見中、別のイラク人から靴を投げられる騒ぎがあった。英BBC放送などが伝えた。

 投げたのは男で、質疑応答の際、イラクの独裁主義に同調しているなどとザイディ氏を非難。直後に「これがおまえへの靴だ」と叫び、思いっきり投げつけた。

 共同電によると、靴はザイディ氏がかわしたため、頭上を飛び越えた。男がわめきながら部屋を出ようとしたところ、ザイディ氏の兄弟が怒って追いかけ、男に靴を投げて“反撃”した。

 男は米国のイラク政策を支持している記者。靴はこげ茶色の革のひも靴で、男は投げた右側を残して会場を後に。騒ぎが収まるとザイディ氏は会見を再開し「わたしがこの手法を使ったのは(米国の)占領に反対するためで、同胞にではなかった」とし「彼はわたしのテクニックを盗んだ」と笑顔で皮肉る余裕も見せた。イラク戦争の犠牲者について会見中だった。

 ザイディ氏は昨年12月、イラク戦争を主導したブッシュ氏に抗議し、会見中に「犬野郎」とば声を浴びせながら両方の靴を投げつけて拘束された。今年3月、外国の賓客に対する暴行罪で禁固3年の判決を受けたが、控訴審で禁固1年に減刑。模範囚として刑期が3カ月短縮され、9月に釈放された。10月に観光ビザでスイスに渡った。

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