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今回の、仕分け作業についてまるで、自衛隊の体力をそぐかのような空恐ろしさを感じた。 削減の項目を見ると (1)備品購入費 (2)被服購入費 があり、見直しでは銃器類・弾薬購入費があげられている。 私の知る範囲においては、これらの項目は以前から自衛隊の弱点として現場で上がっている重要な問題です。 例えば、以前に問題になった自衛隊からのウィニーなどによる情報漏えいなどにしても、自衛隊に十分なコンピューターが備品として購入されていれば起こりえなかった問題です。 個人のものを持ち込むことで業務をこなしてきたツケが出ています。 また、被服購入についても、以前、JALのJA8119が墜落した際などでも、たくさんの作業服が必要になったので本来、新隊員にまわすべきものを流用してその場をまかなった例などあります。 もともと十分支給されているとはいえないものをさらに削減するのは、あまりにお役人的発想でしかないと思います。 そもそも各隊員に支給されている被服の数が限られていて多くの隊員が私物を持たないとやっていけない現実もありますから、仕分け人は各駐屯地を回ってみるくらいの必要があったのではと思えます。 銃器、弾薬費については何を言ってるのか、としか思えない点です。 有事に備えた弾薬備蓄が乏しいことは過去何年にも渡って言われている問題です。 この弾薬については、火薬の保管期限などもあり、ずっと置いておけるものではないことから、必ず入れ替えが必要になります。 一方、特殊なものであることから有事の増産も簡単にはいきにくいものでもあります。 総じて、今回の見直しについて一部納得できるものもありますが、増員要求を認めない、後方支援関連の費用を狙い打ちにしているなど、まるで自衛隊の活動について後ろから背中を刺す、あるいは真綿で首を絞めようとするような、わが国の防衛力の骨抜きを図っているような気味の悪さすら感じます。 また思いやり予算の見直し、これについてもただでさえ日米安保の中の基地問題が先送りや不透明さを増している中、追い討ちをかけるような感すらします。 今後の予算編成について注目していきたいものです。 |
11月23日〜11月28日
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