2009年07月22日 水曜日

「附属生駒幼稚園園舎増築の起工式」

　奈良佐保短期大学附属生駒幼稚園は、かねてより懸案であった園児数に対応する保育室の増築に取り掛かることになりました。着工に際して、工事の無事を祈る起工式が、7月17日（金）に行われました。建築の施主となる学園理事長と法人関係者、設計者と建築会社等工事関係者、幼稚園長と保護者会長、そして大学側から学長と幼児教育の担当教員などが、運動場の増築予定地周辺に集まりました。幸いにも曇り空の下、灼熱の太陽もなく、さりとて雨も降らず、７月半ばにしては梅雨寒の天候に恵まれて、スタートは幸先良しです。式典は神主さんによって厳粛な雰囲気の中で式次第に則って進行しました。安全を祈願する伝統的な儀式があり（写真１，２）、そのあと、これも伝統に則った直会が、神酒とペットボトルのお茶とで行われ、現代ならではの微笑ましい直会でありました。

新しい園舎は、園庭北側斜面沿いに１００坪程度の広さとなります。PDFファイルに示されているように、１階に３つの保育室があり、２階には円屋根のフリールームと芝生と喬木を植えた屋上庭園に工夫が凝らされています。フリールームの屋根は亀甲をおもわせる曲線で弧を描くユニークな形状で、これは今後生駒幼稚園の、そして地域のシンボルになるであろうと、設計者も建築会社も設計の自信作のようで、完成が楽しみであり大いに期待されるところです。竣工は来年1月末ということで、保育期間中の工事でもあり、園児はもちろん関係者の安全第一を考えての地鎮祭であったと思われます。どうかくれぐれも事故にないように祈るとともに、素晴らしい園舎の誕生の日が待たれるところです。 

園舎の模型：ensha.pdf