- 項目先行主義で結論を先に
- 聞き手不在では話はちぐはぐに
- 話の目的:人を動かす
- 切り出しと結びを工夫する
- 強調点や山場をどう設定するか
- 上手な話題の取り上げ方は?
- 体験談に勝る具体例はなし
- テーマはニ十字以内にまとめる
- スピーチの準備は「四面メモ」で
- 即題スピーチで話題の輪を広げる
- 話題発見のポイントはココ!
- 話題を上手に見つける方法
- 相手を動かす話し方とは?
- よい人間関係をつくる話し方
- 苦手な相手と話すための4つのポイント
- この話の目的は何か?
- 話の効果は聞き手が決める
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項目先行主義で結論を先に
[インターネット版]富士通FOM/コミュニケーション能力・3ヶ月[実用]
コミュニケーションノウハウをイラスト・アニメーション等でわかりやすくご紹介しています。
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現代の人々は非常に忙しく、一秒さえも惜しい、という様子で動き回っています。
それに伴って、話の聞き方にも大きな変化が生じました。
それは、一言でいうと、聞き手が「結論を先に聞きたがっている」ということです。
これまで、日本語のもつ特徴として、「最後まで聞かないと、質問なのか、意見なのかがわからない」ということが一般的に指摘されてきました。
また、同音異義語が多いことも、日本語での表現がほかの言語に比べて、なかなか相手に正確には伝えにくいことの理由の一つとして挙げられてきました。
日本人が「あいまいな言葉」を使うことが広く容認されてきたのには、こうした背景があったためです。
しかし、国際化や情報化が急激に進んだ現代において、結論がなかなか明らかにならなかったり、
あいまいでいりろな意味にとられやすい言葉を使ってはなしているのでは、聞き手をイライラさせるだけです。
そこで、ビジネスの場でお勧めしたい効果的な話し方の一つが、「項目先行主義」による話し方なのです。
これは「結論から申します……」「○○のポイントについて、三つお話いたします。
まず第一番目のポイントは……」などという話し方です。
特に、今までの毛件から私がお勧めする項目先行の話し方は、言うべきポイントを三つに絞った「三点主義」の項目先行型の話し方です。
ぜひお試し下さい。
なぜ3項目が良いのか?
「3」という数は、「正三角形」を思い浮かべてもらえばわかるように、非常にバランスがとれています。
そのせいか、
「〜を構成する3つの要素」
「○型、□型、△型の3つの種類」
などという表現をよく目にします。
また、3つくらいなら、その場で考えながらでも提示しやすいのです。
2項目や4項目ではピンとこない
3項目ではなくて、2項目だとしたらどうでしょう。
たとえばプレゼンのときに、「メリットが2つあります!」では、「何となく物足りない」という印象です。
その反対に、「メリットが4つあります!」となると、「いいことばかり言っちゃって!」と「少し多い」という感じになります。
ぜひお試しください。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
聞き手不在では話はちぐはぐに
“格差ビジネス社会”をおいしく生き抜く「元手いらず」のヤクザ式交渉術!
ビジネスとは洗練されたメンタルゲームである!
これで誰もあなたに追いつけない!最短距離のビジネス実践心理術
相手のことを考えないで話をすることが、話し手の意図と、どれほどかけ離れた結果をもたらすかを、具体的なエピソードで確認しておきましょう。
ある梅雨の日、傘を持っていなかったある男性が、駅から出ると、急に雨が降ってきました。
運よく駅前にいたタクシーに乗り込み、後ろの席に座るやいなや、その客は、ズボンのすそをハンカチでふきながら、運転手に話しかけました。
「いやー、それにしてもよく降りますね!」
ところが、運転手から何の返事もありません。
客は、けげんな表情で顔を上げてみて、はじめて状況が理解できました。
実は、タクシー乗り場の真ん前に、大きなトラックが止まっていたのです。
したがって、タクシーは、いったんバックしてから発進しなくてはなりませんでした。
駅前ということもあり、歩道も車道も人通りが多く、雨が降っているため、傘をさしていたり、走ったりという状態です。
つまり、運転手にとっては、一番神経を使う場面だったのです。
このお客は、相手(運転手)の状態を考えずに話しかけたために気まずい思いをすることとなりました。
「話には相手がいる」。
この言葉を、常に頭の中に入れておきましょう。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
話の目的:人を動かす
スピーチがうまいと仕事ができる、出世も早い!あがることなく、聞く人の心をつかむスピーチは誰でもできます。
プレゼン講師として多くの企業で大人気の著者が、わかりやすく解説。
相手に動いてもらうには、どのような技術が必要になるのでしょうか。
人間は、自分自身が「納得」しないかぎり「行動」に移らないものです。
ですから「相手」を動かすには、その人を納得させる様々なポイントを踏まえた上で、働きかけていくことが大切です。
そのためには、次のような三つの「行動へのステップ」を踏んでいくのが効果的です。
第一ステップは行動喚起へのベースづくりです。
これは相手に動いてもらうために、相手に協力してもらう態勢を形成していく、つまり相手との人間関係をつくっていくステップです。
続いて第二ステップでは、相手に望む行動の「内容」を正確にわかりやすく理解させ、「相手の納得」を得ることが目的となります。
ここでは、「相手にわからせる」という「説明能力」が必要になってきます。
第三ステップは「自発意思の喚起」です。
ここでは、相手が自発的に、自分から進んで動いてくれるように働きかけることになります。
第一ステップ、第二ステップと丁寧に段階を踏んできた理由は、この第三ステップの土台をつくるためです。
相手に対する信頼関係が生まれ、行なうべきことをしっかりと理解しているからこそ、自分から進んでやろうという気持ちになるのです。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
切り出しと結びを工夫する
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ここからは、いよいよ仕上げの段階です。
その第一歩として、話の切り出し方と結び方のテクニックをマスターしておきましょう。
ここでもう一度確認しておきますと、これまで(1)「テーマの決定」、(2)「話題の決定」、(3)「話の流れの決定」、(4)「強調点や山場の設定」という四つのポイントを押さえてきたわけです。
これら4つのポイントと、話の「相手」と「目的」を十分に認識すれば、「話の切り出しはどうしようか?」「話の終わりはどのように結ぼうか?」についても、自然と焦点が絞り込まれてくるはずです。
一方の 「話の結び方」については、次に述べる二つのポイントを意識しておいてください。
まず一つ目は、「自分の気持ちや考えで、力強く結ぶ」ということです。
そのためには「なぜならば」という理由、根拠を明確にする必要があります。
また、話が一方的な押しっけになったのでは、聞き手に耳を傾けてもらうことが難しくなります。
そこで、表現や話し方を十分に工夫することが必要です。
二つ目のポイントは、「テーマを繰り返す」ということです。
テーマを最後にもう一度繰り返すことで、聞き手の印象を強める効果が期待できます。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
強調点や山場をどう設定するか
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同じリズムで単調に、しかも解説調で話をされたのでは、聞いているほうは退屈してしまいます。
自動車を運転するときでも、空いている高速道路を走っている場合には信号待ちもなく、緊張感に欠けて眠くなるものです。
しかし、これとは逆に、平坦な道のなかに突然、山道や曲がりくねった道が現れると、目がパッチリと開くものです。
長いスピーチでは、この点を十分に意識した話し方が必要です。
聞き手の目をハッと開かせる技術が必要となるわけです。
ここでは、「話のなかで強調点や山場を設定する」という技術を紹介します。
これは、強調することで大事なポイントを伝えたり、山場を設定することで 「それからどうなったの?」と聞き手の興味をひきつけるテクニックです。
強調の仕方は、目的や相手に応じて、さまざまな形で工夫するとよいでしょう。
たとえば、「今日は、すごい冷え込みだ」という単純な文章でも、強調したい部分では声の大きさを変えることにより、印象をがらっと変えることができます。
また、
「もう一度申し上げます。『話す能力は磨けば光る!』」などというように、「同じ言葉を繰り返す」強調の仕方もあります。
さらに、「もし仮に、〜がなかったとしたら……」と逆説的な仮定法で語りかけ、話し手が訴えたい古書をクローズアップすることも効果的な強調法です。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
上手な話題の取り上げ方は?
人前であがらずに流暢に話すことは、多くの人に共通の願いです。“人前で話す”ことを楽しむ心のゆとりが、人生に勇気と自身を与えてくれます。
人前であがらずに流暢に話すことは、多くの人に共通の願いです。
とはいえ、効果的な話術をものにするのは決して難しいことではありません。
人前で話すこと” を楽しむ心のゆとりが、人生に勇気と自身を与えてくれます。
人を惹きつけつる話し方の極意を、話術の伝道の祖、D.カーネギーが丁寧に教えてくれます。
話題として好ましいものには、「気乗りする話題」、「聞き手に合った話題」があります。
その内容を具体的に見てみましょう。
自分が気乗りする話題
「これを話したい!」という話題をとりあげる
「これは役に立つ!」と思う話題をとりあげる
相手が「そういう話を聞きたかった!」という話題をとりあげる
たとえば、私の場合ですと、気乗りする話題は、
「コミュニケーションに関すること」「好きなお酒のこと」「仕事で訪れた街のこと」「家族の話」などです。
聞き手に合った話題
「事前に」聞き手の関心事を調査、確認したうえで話す
「直前に」話しかけたりして、確認してから話す
相手の反応から判断、もしくは質問することによって「その場で」確認してから話す
「自分の興味・関心事」が、必ずしも「相手の興味・関心事」とイコールというわけではありません。
「この聞き手に合っている話題なのか?」と、話す前に自問自答もしくは確認するステップが必要になります。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
体験談に勝る具体例はなし
スピーチがうまいと仕事ができる、出世も早い!あがることなく、聞く人の心をつかむスピーチは誰でもできます。
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さて、お団子の串である「テーマ」が決まったならば、次の作業として串に刺すお団子、つまり「話題」を決めていかなくてはなりません。
話題を決める際に重要となるポイントは、できるだけ具体的な話題を選択するということです。
「大きい」、あるいは「甘い」お団子。
「カラフルな」お団子……。
こんな漠然とした抽象的な言い回しでは、話を聞く人が漠然としたイメージしかもつことができません。
もちろん時と場合によっては、わざと抽象的な表現をしなければならないこともあります。
しかし、「ビジネスは常に具体的である」という言葉が示すように、ビジネスにおける話し方の基本は「具体的な話題」を決めることです。
ここで、最も説得力なる具体的な話題は何かといえば、「体験談」に勝るものはありません。
体験談であれば、心の葛藤や人物・風景の描写も極めて具体的に話すことができますし、状況に応じて内容を膨らませたり省略させたりというように、話す時間が決まっている場合の対応も臨機応変に可能になるのです。
また、相手や状況に応じて、次の三つのポイントを意識して話題を選択するとよいでしょう。
きっと、どんな聞き手でも満足させることができるはずです。
・ 自分自身が気乗りする話題を選ぶこと
・ 選んだ話題が、聞き手に合っていること
・ 時間内に話しきれるような話題であること
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テーマはニ十字以内にまとめる
スピーチがうまいと仕事ができる、出世も早い!あがることなく、聞く人の心をつかむスピーチは誰でもできます。
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話を組み立てていくなかで、最も重要なポイントとなるのが「テーマの決定」です。
私はよく、テーマが決まりさえすれば、話は八割から九割できあがったようなものだという言い方をします。
「テーマの決定」は、それくらい話の組み立て方のなかで大きな位置を占めるものなのです。
それは、たとえてみると「お団子の串」のようなものです。
まず「一体、自分は一言で何がいいたいのか」ということを、自分自身の言葉で、できるだけ短く表現してみましょう。
このとき、できあがった「テーマとなる言葉」が短ければ短いほど、いいたい言葉はまるで固形スープの素のように、ギュッと凝縮された状態になるはずです。
具体的には、「二十字以内の言葉」で表してみるとよいでしょう。
では、この凝縮された二十字以内で表された「テーマとなる言葉」を、一体どのように見つければよいのでしょうか。
最も手軽な方法としては、始めに思いついたことを、カレンダーの裏紙のような出来るだけ大きい紙に書いてみることです。
最初は、二行、三行という文字数になってもかまいません。
それを掘り下げて考えたり、端的な言葉で表現していくうちに、徐々に二十字以内の凝縮された言葉が生まれてくるはずです。
じっくり考えてください。
これさえできてしまえば、話の構成は、ほとんど完成したようなものなのですから。
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スピーチの準備は「四面メモ」で
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ここでは、少ない時間で効率的に、スピーチを準備する方法を紹介しておきましょう。
私がお勧めしたいのは、「四面メモ」(準備メモ)の作成です。
まず、A4の四分の一サイズの紙を用意してください。
それから、(1)話のテーマ、(2)テーマを支える具体例、(3)強調点や山場、(4)印象に残る結び、
の部分に分け、各部分に、これから説明する方法にしたがってキーワードを入れていってください。
話のテーマ(主題)をメモする
文字数は二十字以内で、短ければ短いほどいいです。
自分の話したい中心的な考えを「凝縮された言葉」で書き留めておきます。
「テーマを支える具体例」をメモする
話の内容にもよりますが、一般的には自分の「体験談」が話しやすく、また説得力がありますので、具体例としては適切でしょう。
ここでは、取り上げる具体例の「タイトル」を順番に書いておくだけで結構です。
そのタイトルを一瞬見るだけで、「次に何を話すのか」がすぐにわかるはずです。
タイトルは、見やすいようにできるだけ短くしておいたほうがよいでしょう。
「強調点や山場」をメモする
「強調点や山場」を書き込んでおきます。
物語風な話の場合は、「クライマックスの会話」「山場の二巨などについてメモしておくとよいでしょう。
「印象に残る結び」をメモする
「印象に残る結び」は、事前に準備しておかないと、その場では絶対に出てきません。
あなたの周囲にいる「あの人の話は心に残る!」「特に最後の言葉がいいんだよな」などと思わせる話し上手な人を想像してみてください。
こういう人は、印象に残る結びの言葉を、「見えないところ」で準備しているはずです。
以上の四点を、メモ用紙に書き込んだら、まず、表面に横長(横書きの場合)に文字が出てくるように二つ折りにします。
次に、「(1)話のテーマ」と「(4)印象に残る結び」の言葉が表になるように、さらに二つに折ります。
こうすると、「表がテーマ」で「裏が結び」というA4用紙の十六分の一の大きさになり、女性の手のひらにも収まる大きさになるはずです。
このできあがった「四面メモ」(準備メモ)を手のひらに持っているだけで、確実に安心感を得ることができます。
万が一、誰かと目が合って舞い上がってしまったとしても、この準備メモを堂々とご覧になってください。
そうすれば、すぐに自分が次に何を話すのかを思い出し、気持ちが落ち着き、自分自身を取り戻すことができるはずです。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
即題スピーチで話題の輪を広げる
仕事ができる人の黄金のスピーチの技術
スピーチがうまいと仕事ができる、出世も早い!あがることなく、聞く人の心をつかむスピーチは誰でもできます。
プレゼン講師として多くの企業で大人気の著者が、わかりやすく解説。
「即題スピーチ」をご存知でしょうか?
やり方は簡単です。
まず最初に、何でもいいので、好きな「題」をメモ用紙に書いて折りたたみます。
参加者全員が「題」を一つずつ書き終わったら、今度はそれを、菓子箱などの小さな入れ物に入れます。
そして、最初の人が、その入れ物から「題」の書いてある折りたたんだ紙を、くじ引きのようにして取り出します。
そのあとで、自分の取った紙に書いてある「題」にかかわる事柄について、一分間の話を始めます。
最後に、「題」に対する自分自身の考えで結べば、立派な一分間スピーチになるというわけです。
さて、この「即題スピーチ」を行なうことの狙いは、大きく分けて二つあります。
まず第一番目の狙いですが、即題スピーチでは、何の準備もなく取らされた「題」について、その場ですぐに話さなければなりません。
つまり、「準備のない状態で、考えながら話をまとめる」ための絶好のトレーニングになるわけです。
二番目の狙いは、この「即題スピーチ」を何回も繰り返すことによって、「話題の幅」が広がるという点にあります。
実際の会話では、どんな話題が飛び出してくるかわかりません。
即題スピーチを数多くこなしておけば、自然と「話題の引き出し」が増え、多種多様な話題に即座に対応することができるようになるのです。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
話題発見のポイントはココ!
人の興味をひくような話題は、探そうと思っても、そうそう簡単に見つかるものではありません。
どこでどのように話題を探しているのか、その話題発見術の一端を、ここで紹介します。
電車のなか
電車のなかは社会の凝縮図です。
さまざまな人がいろいろな動作・会話を行なっており、話題の宝庫です。
会場までの道のり
話をする会場までの道のりで気づいたことなどを話すと、身近な話題なので共感が得られ、切り出しで問き手の興味・関心をひきつけることができます。
一つ、例を挙げてみます。
「今日、ここにくる前に、駅前のお酒の看板が目にと まりました。
地元のお酒ではなくて、他県のお酒の銘柄の看板が目立っていましたね。
控えめな県民性を表していると思います。
しかし、今回のテーマであるプレゼンテーションとなると、控えめであってはだめで、もっと積極的に働きかける必要があります」
妻や子どもとの会話においては、「身近な人間」という「油断」が生じがちです。
しかし、このなかには、お互いの勘違いや思い込み、言葉不足といった、コミュニケーションから生じる問題点が凝縮されていて、格好のネタになります。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
話題を上手に見つける方法
話の内容を考えることは、実は、自分自身のものの見方や考え方を振り返り、発見することにほかなりません。
自分自身を振り返るなかで、「話してみたい」という「話す意欲」を強く感じる人は多いはずです。
その段階までいけば、「よい話し手」まであと一歩です。
ただ、もっと話してみたいという思いに突き動かされたときに、一つ大きな問題が前に立ちはだかります。
それが「話題の発見」です。
「どんなことを話したらよいのだろうか?」「どんな話題がふさわしいのか?」といった問題にぶつかるわけです。
これは、なかなか難しい問題ですが、それを解決するための若干のヒントをここで示したいと思います。
まず、「何かびっくりするような内容を話そう」とか「相手をうならせるような話題がないだろうか?」などということは考えないで結構です。
話すという行為の目的を振り返ってみてください。
自分が目立つことや、注目されることが目的ではなかったはずです。
ですから、話題といっても、無理に人目をひくようなものを探すべきではなく、誰もが経験するような、
あるいはちょっと考えると誰もが思い当たるような出来事を、具体的に、そしてときには比喩やたとえを用いて話せば十分なのです。
こうした奇をてらわない話し手の気持ちが「相手」に伝われば、その結果として、よい話し手としての評価は自然についてくるものです。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
相手を動かす話し方とは?
自分の意図したとおりに相手を動かせれば、ビジネスをはじめ、さまざまな状況で大きな武器になります。
あなたは次のような状況ではどう話しかけますか?
「もう九時だというのに、まだ寝ているよ。
九時三十分には家を出なければならないのに……」
※なかなか起きない家人を起こしたい。
「今、何時だと思ってんの!」
という言い方では、
「分かってるよ!」と反発するだけでしょう。
そこで、
「今、何時かな?」
などの、もう少し柔らかな口調で呼びかけてみては?
「あっ、いけない! 起きなければ」
という気持ちになるはずです。
「あいつ、またダラダラとおしゃべりしていやがる。
まったくしょうがないなあ」
※サッカーのコーチが、練習中たるんでいる選手 にやる気を出させたい。
「なにをサボっているんだ!」
と怒鳴りつけたくなるかもしれませんが、こういうとき、ドイツのサッカーコーチは
「いすでも貸そうか?」
と言うとか、このほうが「しまった!」という気持ちになるのではないでしょうか。
「あれっ、どこに置き忘れたのだろう。
困った。
何も見えないよ」
※メガネを置いた場所がわからないので、妻に探 してもらいたい。
「おい、私のメガネどこやった?」
と、
「悪いけど、私のメガネ知らない?」
では、相手の態度が全く違うでしょう。
もちろん後者の方が好ましい態度が返ってくるはず。
「随分、人が並んでいるなあ。
あっ、何だ、あの子たち、割り込んできやがった」
※駅で切符を買う人の列に割り込んできた女子高生に、自分の過ちを気づかせたい。
もしかしたら女子高生は列に気づかなかった可能性も、
「おい! 割り込むな!」
ではなく、
「急いでいるんですね」
と言う言い方で様子を伺ってみましょう。
人前であがらずに流暢に話すことは、多くの人に共通の願いです。“人前で話す”ことを楽しむ心のゆとりが、人生に勇気と自身を与えてくれます。
人前であがらずに流暢に話すことは、多くの人に共通の願いです。
とはいえ、効果的な話術をものにするのは決して難しいことではありません。
人前で話すこと” を楽しむ心のゆとりが、人生に勇気と自身を与えてくれます。
人を惹きつけつる話し方の極意を、話術の伝道の祖、D.カーネギーが丁寧に教えてくれます。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
よい人間関係をつくる話し方
「よい人間関係づくり」に役立つ話し方を、具体的なビジネスの一場面で考えてみましょう。
営業マンのAさんは、大事な取引先であるC社の田中部長の姿を見かけ、「きちんとあいさつしておかないと……」と駆け寄りました。
Aさん: 「いつもお世話になっております!」
田中部長: 「別にお世話してないけど……」
田中部長はそっけなく答え、そっぽを向いてしまいました。
Aさん:「…………」(弱ったなぁ)
解説
こんなとき、こう明るく返してみてはどうでしょう。
「おくつろぎのところ失礼いたしました!
でも、これからお世話になると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!」
現実の世界では、相手が自分の予想通りに返事をしてくれるとは限りません。
つっけんどんに答えた部長も、案外、「さて、彼はどんな反応を示すか?」などと「観察」していたりするのかもしれません。
こんなときこそ「人は思い通りにならない存在」という言葉を思い出し、再び声をかけていく「チャンス」です。
明るく言葉を返しながら名刺を差し出せば、名刺ぐらいは受け取ってくれるでしょう。
そして、心のなかで「なかなかやるな」と思ってくれるはずです。
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苦手な相手と話すための4つのポイント
こちらから先に声をかける
先に声をかければ、相手をリードすることができ、自分の好きなタイミングで話を終えることも可能となります。
相手の話を最後まで聞く
「とにかく最後まで話を聞いてくれた」という事実が、あなたに対する相手の印象を、よりプラスなものへと変えてくれるはずです。
笑顔で聞く
笑顔は、誰にでも好感を抱かせる力をもっています。
こちらから 質問してあげる「質問」は、「あなたに興味がありますよ」という表現方法の一つにはがなりません。
同意・共感の相槌を打つ
「なるほど」「そうなんだ」という相槌は、「自分を受け入れてくれた」と相手に思わせるための効果的なテクニックです。
「苦手意識」とは何か、またそれを一瞬で消し、実生活を劇的に向上させることもできるNLPのスキルとは?
神経言語プログラミング・NLPをのスキルを使って、「苦手意識」を克服する方法を解説する。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
この話の目的は何か?
コミュニケーションには「目的」があります。
ここではまず、コミュニケーションの「目的」の種類と、目的を達成するうえで重要な役割を果たす言語活動のタイプについて触れておきたいと思います。
良い人間関係を作る
つまり相手に「親しみ」をもってもらうということです。
この相手との「かかわり」、つまり「人間関係」をよりスムーズに、より豊かにしていくための言語活動が「あいさつ」「会話」です。
「あいさつ」や「会話」は、単なる儀礼的な行為ではないのです。
相手に情報を正確に伝える
つまり相手に「知らせる」「わからせる」ということです。
この目的を達成するために行なわれるのが「報告」や「説明」です。
相手に動いてもらう
つまり「人を動かす」「協力を獲得する」というものです。
そのために行なわれる言語活動が「説得」、そして「忠告」です。
説得や忠告では、「話す技術」が当然求められますし、「技術以外の要素」(人柄や人間性)も必要になってくるでしょう。
相手を感動させる
すなわち相手の「感情」に訴えるということです。
この目的を実現するために行なわれる言語活動として、「語り」や「感動話」があります。
ビジネス現場では相手によって目的が変わる
ビジネス現場では、相手が新人であれば「安心感を与え、よい人間関係をつくること」、
相手が中堅であれば「相手に情報を正確に伝えること」
が、話をする主たる目的となってきます。
さらに管理職の場合には、「相手に動いてもらうこと」
が目的のことが多いでしょう。
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方
話の効果は聞き手が決める
「話には相手がある!」といった場合、この「相手」とは「自分と違う存在」にはかなりません。
では、話し手である「自分」と聞き手である「相手」とでは、一体何が違うのでしょうか。
それは「話の受け止め方」です。
「話し手」と「聞き手」とでは、話の受け取り方が違います。
これは、忘れてはならないコミュニケーションの「大原則」の一つです。
これを、「聞き手の決定権」と呼んでいます。
つまり、「話(コミュニケーション)の効果(目的の達成度合い)は、話し手ではなくて、聞き手が決定する」
ということです。
あまりにも「当たり前」のことなので、我々は、ともすると
「相手は、自分とまったく違う受け取り方をする存在である」
ということを忘れてしまいがちです。
しかし、それでは話し手・聞き手の間に、コミュニケーションを成立させるのは困難です。
「話には、相手がある!」ということ、さらには「話の効果は、聞き手が決定する!」というコミュニケーションの「大原則」を十分に踏まえた上で、「話す技術の準備」を進めていく必要があるのです。
相手と自分は「違う」ということを「認識」し、「理解」し、自分と違う相手を、同じ「人間」として「尊重」する。
このプロセスは、まさに「話す」「聞く」というコミュニケーションそのものなのです。
人を見て法を説け
効果的な話し方をするためには、「人を見て法を説け」ではありませんが、相手を知ることがまず求められます。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」。
聴衆分析をする際には、下に挙げた聴衆分析リストを参考にしてみてください。
職業分析リスト
職業 年齢 性別 性格(傾向、職層) 人数 文化(社風、カラー) 知識・体験度 話をする前後のスケジュール 会場情報 域性 聴衆のもつ一般的な傾向(あきやすいか、親近感と警戒心のどちらが強いかなど)
“格差ビジネス社会”をおいしく生き抜く「元手いらず」のヤクザ式交渉術!
ビジネスとは洗練されたメンタルゲームである!
これで誰もあなたに追いつけない!最短距離のビジネス実践心理術
カテゴリー:相手を惹きつける話のネタの作り方