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12月1日(火)放送
自殺と“闘う”
〜イギリスの国家戦略〜
年間の自殺者が11年連続で3万人をこえている日本。自殺者をどう減らせるのか、日本の専門家・研究者が注目する対策を行っている国の一つがイギリスである。イギリスでは、10年ほど前に自殺率低下を国家目標に掲げ、原因の多くを占める精神疾患への対策に力を入れてきた。そして現在は10%を超える大幅な減少に成功。その対策のキーワードが“アウトリーチ”(積極的訪問)である。病院でのケアではなく、家庭への訪問を中心に、重症患者に緊急に対応したり、発症段階で患者をサポートしたりする様々なチームを整備、自殺や精神疾患を“タブー”としない考え方での取り組みだ。日本でも11月、その“アウトリーチ”を試験的に導入する動きが始まり、一方で鳩山政権も「自殺対策緊急戦略チーム」を立ち上げるなど、自殺問題への対処の機運が高まっている。イギリスの取り組みの実例と最前線を追い、日本が導入すべき点は何か。自殺予防対策のヒントを探っていく。
(NO.2825)
スタジオゲスト |
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岡崎 祐士さん |
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(東京都立松沢病院 院長) |
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