気持ちのいいお産
タマル・アクティヴバースセンターではウォーターベッドでお産します
ウォーターベッドを使うと楽な姿勢がとりやすく、背中を温めて痛みを和らげる効果があるからです。
脊髄には痛みを感じる痛覚神経や、触れている感じが伝わる触覚神経、それに手や足が今どこにあるかを認識する位置覚神経などが束になって通っています。こと痛覚神経に関して言うと、陣痛の痛みは脊髄の後ろ寄りの後角という所を通って脳に伝わります。ですが、ここには触覚神経も通っており、温かい刺激も同時にあると、痛みの感覚がマヒしてしまうのです。これが”痛みの関門セオリー”です。
これを利用したものが水中出産ということになります。温かいお風呂に入っていると陣痛の痛みが和らぐのです。日本でも産婆さんの時代の昔から、難産の人にはお風呂に入ってもらうという習慣があったようです。
タマル・アクティヴバースセンターでは水中出産の良いところを取り入れて、しかもより皆さんに簡便に利用していただけるように、ウォーターベッドの上でお産をしていただいています。
自然なお産
タマル・アクティヴバースセンターでは帝王切開率が5%以下です
他院では30%もある帝王切開ですが、当院ではわずか2〜5%です。しかも他院では予定帝王切開が多いのに対して、当院では陣痛を経験せずに帝王切開になる方は1%未満です。
南米では帝王切開率は80%を越えています。病院だけみればほぼ100%です。日本にも近い将来そんな時代が來ることでしょう。ほんの10年前には帝王切開率は今よりずっと少なかったのですが、今では日本でも帝王切開があたりまえのようになってきました。
ですがこの裁判裁判という時代に、あえて当院では経膣分娩にこだわっています。その方がずっと赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても安全だと考えているからです。ただしお産に100%安全だという方法は存在しません。それは帝王切開にしてもしかりです。帝王切開の方が母体死亡率は10倍近くも高いということを皆さんはご存知でしょうか?
院長である私が開業前に勤務していた病院は兵庫県立塚口病院です。ちょうど県立柏原病院が元気だった頃のような病院です。帝王切開率がどれくらいあるものかと過去十数年分調査したのですが、部長は40%超,殆どの先生は30%代,1人の先輩のみ20%代,そして私だけが10%代だったのです。それでもタマル・アクティヴバースセンターの成績から見れば高いのですが、当時は骨盤位や前回帝王切開は帝王切開にするという部長の方針が存在したからです。私が院長となって後は、自分の方針に従い、わずか数%に抑えることが出来るようになったのです。
アクティブなお産
さかごや前回帝王切開でも産んでいいのです
初めての出産で骨盤位(さかご)だったり、前回の出産が帝王切開でも、経膣分娩か帝王切開かを選択していただけます。
自分がそういう立場にならないと考えることもないでしょうが、お産に異常は付き物です。妊娠高血圧症候群、前置胎盤や常位胎盤早期剥離、また3人に1人は赤ちゃんの首に臍帯が捲いて生まれてきます。いろんな適応で帝王切開になることは致し方ありません。
ですが2人目はどうやって産めば良いでしょうか?
1人目でも骨盤位だったらどうしますか?
院長である私が若い頃勤務していたのは京都大学医学部附属病院と天理よろづ相談所病院です。とくに天理は子宮がんの手術で有名ですが、出産数も多く、医師の数は7〜8人でした。ですが私はその4年間にすべての骨盤位の出産に立ち会いました。昼も夜も、もちろん休日も無く、骨盤位のお産は全例扱ったのです。おかげで、骨盤位には自信を持って挑めるようになったというわけです。と言っても骨盤位はやはりリスクが大きいのは確かです。充分に説明を受けて、自分だったらどうするか考えてください。
また、ふつう陣痛で入院すると、浣腸や剃毛(ていもう)、点滴注射やルーチンの会陰切開とそれに続く抗生物質や子宮収縮剤や胃薬の投薬などが行われますが、当院ではこういった処置はありません。会陰切開率も1%程度です。よく会陰が裂けたらどうするのか、と聞かれますが、多少の裂傷はあっても、切開するより、痛みも治りもずっと早いことでしょう。
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