高山市岩井町の同市営「飛騨高山スキー場」で1日、飛騨地方のトップを切ってスキー場開きが行われた。今年もゲレンデに雪はなく、セレモニーだけの寂しい幕開けとなった。スキー場関係者は「10日前後には滑降が可能になるのでは」と期待している。
同スキー場は高山市郊外の標高1300~1500メートルにあり、広さ約20ヘクタール。ペア・シングル合わせて3本のリフトとチャンピオンコース、白樺ゲレンデなどの7コースがある。
昨年度は暖冬だったものの5万1000人が訪れ、07年度を約2000人上回った。だが、リフト利用者の半数近くは、スキー場近くの国立乗鞍青少年交流の家へ研修に訪れる青少年が占めている。【奈良正臣】
毎日新聞 2009年12月2日 地方版