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貨物検査法案:次期通常国会に先送り

記者会見で国会法改正に関する社民党の対応に不満を表明した小沢一郎民主党幹事長=東京・永田町の民主党本部で2009年11月30日午後5時20分、平田明浩撮影
記者会見で国会法改正に関する社民党の対応に不満を表明した小沢一郎民主党幹事長=東京・永田町の民主党本部で2009年11月30日午後5時20分、平田明浩撮影

 政府・民主党は30日、今臨時国会の政府提出法案のうち、北朝鮮に出入りする船舶などの貨物を検査するための貨物検査特別措置法案と、全国の社会保険病院・厚生年金病院を存続させるための「独立行政法人地域医療機能推進機構法案」の成立を、来年の次期通常国会に先送りすることを決めた。今国会の会期延長を受け、民主党の衆参両院国対幹部が先送り方針を決め、政府側も了承した。

 貨物検査法案は、北朝鮮に出入りする船舶が禁輸品を積んでいる疑いがある場合、海上保安庁と税関が検査を担う内容。これに対し、自民党などは海保だけで対応できない場合、海上自衛隊が出動できる対案を衆院に提出している。両法案の審議は進んでおらず、民主党幹部は「自民党と一緒に丁寧に審議する」と述べ、先送りする意向を示した。

 民主党は官僚答弁の禁止に向け、小沢一郎幹事長が今国会での成立を目指していた国会法改正案も、次期通常国会に先送りする。小沢氏は30日の記者会見で、国会法改正について「(意見集約を求めた)社民党から返答がなく、非常に遺憾だ。(会期が)あと4日しかないので難しい」と語り、通常国会での法案提出を目指す意向を示した。【近藤大介】

毎日新聞 2009年11月30日 21時56分(最終更新 11月30日 22時04分)

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