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台湾札幌事務所を開設 観光・経済交流、ビザ発給 (12/01 14:00)

台湾札幌事務所の看板を除幕する王金平立法院長(中央左)と高橋はるみ知事(同右)=1日午前9時(阿部裕貴撮影)

台湾札幌事務所の看板を除幕する王金平立法院長(中央左)と高橋はるみ知事(同右)=1日午前9時(阿部裕貴撮影)

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 台北駐日経済文化代表処(駐日代表部に相当、東京)は1日、札幌市中央区に「札幌事務所」を開設した。台湾の総領事館に相当し、日本国内では6カ所目。台湾人観光客の保護や北海道と台湾の経済交流の促進、ビザ発給などの業務を行う。

 同日の式典には、台湾の王金平立法院長(国会議長)や同代表処の馮寄台(ひょうきたい)代表、北海道側から高橋はるみ知事ら約150人が出席。王院長はあいさつで「札幌事務所の開設は台日関係にとって大きな前進。北海道からの観光客をさらに増やしたい」、高橋知事は「開設を機会に、北海道と台湾の相互交流を深めたい」と述べた。

 年間20万人を超す台湾から北海道への観光客の事故の対応や、北海道から台湾への観光や投資を誘致する目的で、台湾側が昨年秋から開設の準備を進めてきた。当初は8月の開設を目指したが、台湾の水害や日本の総選挙の影響で数度にわたり延期されていた。

 札幌事務所長には、台湾の対日関係窓口・亜東関係協会の前副秘書長、徐瑞湖氏(57)が就任した。徐氏は日本語に堪能で、過去に2回、計11年間の日本勤務の経験がある。

 同代表処は札幌のほか東京、横浜、大阪、福岡、那覇に事務所を置いている。

 札幌事務所の所在地は、同市中央区北4西4伊藤ビル5階。(電)011・222・2930。開所時間は月−金曜の午前9時〜正午と午後1時〜5時30分。

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