ここから本文エリア ストリートビュー 熊本の風景公開2009年12月02日 熊本の街並みが世界中からネットでのぞけるようになる。インターネット検索大手グーグルの日本法人は、道沿いの風景を公開する「ストリートビュー」で2日から熊本市市街地や県内主要道路を対象に加える。当事者が知らないうちに撮られた家や人の画像が公開され、洗濯物が写り込むなど、プライバシー侵害の懸念に配慮し、申し出があった画像の公開は停止する。 パソコンや一部の携帯電話から、世界各地の道路沿いの風景を360度のパノラマ写真で見られる。2007年に米国で始まり、14カ国・地域に広がった。日本国内でも昨年8月以降、16地域で導入され、2日からは熊本や新潟、岡山、広島、福岡も加わる。 県内は熊本市の市街地や県内の主要道路沿いが対象で、天草地域などは除かれる。1、2年前、高さ2・45メートルの位置に設置したカメラを積んだ車で撮影したという。 プライバシー侵害への懸念を受け、グーグルは日本国内分の写真は住宅内が写りにくいように40センチ低い位置から撮影し直しているが、熊本県内分は従来の2・45メートルの位置からの画像となる。人の顔や車のナンバープレートは自動認識され、ぼかされているという。家の表札などはそのままで、依頼があればぼかす。 総務省は「(顔にぼかしを入れるなど)プライバシー保護の措置をとれば、プライバシー侵害となるおそれのあるケースは大幅に限定される」との見解をまとめている。 問い合わせは、グーグルマップストリートビュー専用窓口(0570・010041。携帯電話やPHS、海外からは03・6415・5900)へ。
マイタウン熊本
|