阿智村浪合地区の治部坂高原スキー場、あららぎ高原スキー場、浪合観光協会でつくる「なみあいスノーリゾート事業実行員会」は1日、両スキー場で使える共通の前売りリフト券を発売する。連携して誘客を図り、地区内の土産物店、宿泊施設など8カ所で扱うことで観光振興につなげようと、昨年に続いて2度目の企画。平日の割引率を昨季より上げて販売する。
一般は平日3千円が2400円で、休日3500円が2900円で購入できる。中学生以下とシニア(治部坂は60歳以上、あららぎは50歳以上)は、平日2千円が1500円、休日2500円が2千円になる。
実行員会によると、昨季は中京圏を中心に延べ約11万人が両スキー場を利用。前売りリフト券は千枚余が売れたという。今年も前売り、当日を問わず使用済みリフト券を提示すると、地区内の日帰り温泉施設「宿り木の湯」の入浴料が一般とシニアのみ100円引きになる。
今季は治部坂が16日、あららぎが18日にオープンする予定で、リフト券の販売と利用は来年3月7日まで。同実行員会代表で、あららぎ高原スキー場の中山隆司支配人(53)は「地元のお店で買い物をしたついでに、共通前売りリフト券を買ってほしい」と、相乗効果を期待している。
問い合わせは浪合観光協会(電話0265・43・2220)へ。
(提供:信濃毎日新聞)