岡山放送局

2009年12月1日 18時34分更新

小学1〜3年の接種前倒し


岡山県は、新型インフルエンザのワクチン接種について、持病のない小学1年生から小学3年生までの子どもへの本格的な接種を、時期を前倒しして3日から始めるよう、医療機関に通知しました。

厚生労働省は、新型インフルエンザに感染して子どもが死亡するケースが相次いでいることから、自治体に対し、子どもへの接種を前倒しして実施するよう求めていて、岡山県では医療機関で余ったワクチンについては、先月19日から、持病のない1歳から小学3年生までの子どもに接種しています。
県によりますと、ワクチンは依然、不足しているものの、子どもを中心に感染が広がっていることから、持病がない小学1年生から小学3年生までの子どもについて、当初、今月中旬から予定していた本格的な接種の開始時期を前倒しして、1歳から就学前の子どもとともに、3日から接種を始めるよう医療機関に通知しました。
一方で、持病がない小学4年生から小学6年生までの子どもや、1歳未満の子どもを持つ保護者については、今月中旬から接種を始めるとしています。
県健康対策課では「小学校の休校が増えていることから、できるだけ早くワクチンを接種してもらいたいと思い、スケジュールを前倒しした」と話しています。