2009年12月1日 18時34分更新
アメリカの大手インターネット企業「グーグル」は、実際に撮影した画像を使って町並みの様子を360度見ることが出来る「ストリートビュー」のサービスに、2日から岡山県が加わると発表しました。
「ストリートビュー」は、インターネット企業のグーグルが無料で提供するサービスで、実際に撮影した画像を使い繁華街や住宅地などの町並みの様子を360度見ることが出来ます。
国内ではすでに東京や大阪など16都市の画像が公開されていますが、2日から岡山市や倉敷市を中心に岡山県内の画像も加わります。このサービスをめぐっては、住宅の表札や敷地内の様子、それに自動車のナンバーなどが所有者の知らないうちに外部に公開されるなど「プライバシーの侵害にあたる」と世界各地で批判の声があがる一方で、外出先のスロープの有無や引っ越し先の街の様子をあらかじめ確認できるため、福祉や不動産、それに教育などの分野でも活用されています。
グーグルでは「自動車のナンバーをぼかしたり撮影するカメラの位置を下げたりする改善措置をとっている。総務省は合法と判断しており、今後はよりプライバシーに配慮しながら事業をすすめていきたい」と話しています。