タレントの上原さくら(32)が30日、アパレルメーカー社長の遠藤憲昭氏(38)と離婚したことを発表した。この日、代理人が都内の区役所に離婚届を提出し、所属事務所を通じてファクスで報告した。今年4月、友人の結婚披露パーティーで、遠藤氏が取材のカメラマンを殴って現行犯逮捕されたことが離婚への引き金となった。上原が仕事を自粛している間に2人の関係を見つめなおしたという。
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上原が6年3カ月の結婚生活にピリオドを打った。離婚への引き金となったのは、4月4日に都内で開かれたプロデューサー・おちまさと氏(43)とタレント・越智(旧芸名は河辺)千恵子(22)夫妻の結婚披露パーティーだった。
会場で週刊誌のカメラマンに遠藤氏が暴行して逮捕される騒動に発展。結局、遠藤氏は処分保留で保釈となり、起訴されることはなかったが、これをきっかけに上原は仕事を自粛。結果として人生や夫婦の今後を見つめなおす時間を持つことになったという。
所属事務所によると、上原は結婚当初から『友達同士が夫婦になったという感覚があった』という。そのため「男性ではなく親友とこのまま生涯一緒にいるのだろうか」と考えるようになり、5月ごろから2人で話し合いを重ね「それぞれの人生をもう一度歩きだそう」と、離婚という結論に至った。上原は「暴行であいそをつかしたということではありません」と事件が直接の原因でないことを強調している。
上原と遠藤氏は3年間の交際を経て03年8月20日にできちゃった結婚した。発表からわずか1カ月後の同年9月に稽留(けいりゅう)流産するという不幸もあったが2人で乗り越え、その後も周囲からうらやましがられるほど仲がよかった。30日付の自身のブログでは「結婚前、友達だった私達なので、夫婦と言う形ではなくなっても彼の事を好きだし、信頼している気持ちは変わりません」と今後も親友として付き合っていくことを示唆している。
なお離婚に伴う慰謝料などは発生してない。