放送予定
   
   
   
12月2日(水)放送予定
故郷(ふるさと)に“美少女”が来た

深刻になる景気の悪化、加速する少子高齢化、都会との格差は広がり、疲弊の一途を辿り希望を失いつつある地方都市。しかし、秋田県南部の小さな町が思わぬ方法で元気を取り戻している。人口1万7000人の羽後町。町の名所や文化財を紹介するポスターに"美少女イラスト"を使ったところ、大きな反響を呼んだ。美少女イラストのラベルを施したお米や酒などの特産品も飛ぶように売れ、その経済効果は1億円だ。商店には活気がもどり、住民も町への誇りを取り戻そうとしている。さらに、商品を買った若者の多くが電車を乗り継ぎ羽後町を訪れるようになった。長閑な風景、温かな地元住民のとの触れあい。都会の若者たちが秋田の小さな町に引かれ、そこで"生きる力"を取り戻している。田舎と美少女イラストというちょっと不釣り合いなコラボレーションから「地方再生」、そして、「若者再生」のヒントを探る。
(NO.2826)

スタジオゲスト 河P 直美さん
    (映画作家)
 
   
   
12月3日(木)放送予定
マイケル・ムーア的資本主義(仮題)

ドキュメンタリーは売れないという常識を覆しヒット作を連発、アカデミー賞を始め映画賞を総なめにしてきた映画監督、マイケル・ムーア。その彼が最新作のテーマに選んだのが、「Capitalism=資本主義」。昨年の金融危機以降、世界を混乱に陥れた元凶は「資本主義」にあるとして、金融界や財界に突撃取材を敢行した今回の映画は、全米では公開後3週間で900万ドルの売り上げを記録するなど話題を呼んでいる。1989年のデビュー以来、企業による大量解雇、産業としての銃社会、そしてブッシュ政権など、一貫してアメリカに巣くう巨大な権力に臆することなくカメラを向け続けてきたムーア監督には、最新作「資本主義」をその集大成と位置づけている。番組では、今回が初来日となるムーア監督へのロングインタビューを行い、権力や社会の矛盾を鋭く告発してきたその制作哲学など、表現者としてのこだわりに迫ると共に、最新作に込めた資本主義と民主主義への思いを聞く。
(NO.2827)

ゲスト マイケル・ムーアさん
    (映画監督)