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温かに仙台色LED ページェントで12日デビュー

従来の白色発光ダイオード(LED)と仙台色のLED(左)

 仙台市で12日に開幕する「2009SENDAI光のページェント」(実行委員会主催)で、大会名を冠した発光ダイオード(LED)が登場する。温かな色合いを求めて、開発に4年をかけた特注品。「仙台発のLEDが全国に広がるかもしれない」と、実行委が自信をのぞかせる輝きだ。

 SENDAI光のページェント色のLEDは、日亜化学工業(徳島県阿南市)が製造。冷たい感じのするLEDの光に赤みを加え、電圧の調整で柔らかな色調となった。実行委は、使用電球の3分の1に当たる約20万個に仙台色LEDを充てる。青葉区定禅寺通のうち、晩翠通交差点から西公園通交差点までのケヤキ約70本に設置する。

 LEDは白熱球に比べ消費電力が10分の1程度。実行委では使用電力を減らそうと、4年前からLEDの導入を検討。通常のLEDは冷たい感じがするため、反対の声があったが、改良を重ね温かみのあるLEDの開発にこぎ着け、今年初めて20万個導入する。

 導入経費は1000万円程度が見込まれる。白熱球の約4倍と高価だが、耐久性があり、軽量で樹木への負担も軽減できる。瀬戸敏之委員長は「白熱球以上に温かな光になった。会場では新しいLEDの光も楽しんでほしい」と話している。


2009年12月01日火曜日

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