北海道民医連新聞 |
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生活保護母子加算の縮小・廃止
2008-05-22 19:38
23人が集団不服審査請求 生活保護母子加算の縮小・廃止に抗議して、5月15日に札幌・函館・小樽・北見市に住む23人のお母さんたちが、道に対し削減取り消しを求める審査請求を行いました。昨年は35人が審査請求していずれも棄却され、その後8人が生存権裁判を起こしています。
この日、不服審査請求した札幌市豊平区の佐藤百茂子さん(43)は、「昨年の審査請求をテレビで知って、私も参加したいと思いました。残念ながら請求期限が切れていたので、この日を1年待っていました」と語り、2歳の末娘を抱いて道庁を訪れました。
佐藤さんは11歳、9歳、2歳の娘さんと4人暮らしです。「母子加算の削減で月2万円近くの収入が減ります。子どもにひもじい思いをさせたくはありません。弱い者いじめの今の政治は本当に許せない。子どもたちのためにも、あとに続くお母さんたちのためにも、強い決意でたたかいます」と決意を語りました。