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宮城、いじめ全国平均上回る 児童問題行動調査

 文部科学省が30日発表した児童生徒の問題行動調査結果で、宮城県内の小中学校、高校はいずれも前年度よりいじめ件数が減少した。一方で、いじめが確認された頻度は全国平均を上回り、一層の対策が求められている。

 学校別の件数は小学校893件(前年度比391件減)、中学校858件(50件減)、高校126件(56件減)。いじめが確認された学校数は小学校129校(23校減)、中学校131校(7校減)、高校45校(14校減)だった。

 「からかい」「悪口」など言葉でのいじめが中学校で7割、小学校、高校で6割を占めたほか「仲間外れ」「無視」も目立った。パソコンや携帯電話を使った中傷は中学校で45件、高校で23件あった。

 1000人当たりの認知件数は7.1件で東北で最も多く、全国平均(6.0件)も上回った。

 東北大大学院教育学研究科の水原克敏教授は「人とのかかわり合いが少ないと、相手の立場で考えることが身に付きにくい。学校だけでなく、家庭、地域で子どもたちとコミュニケーションを深める機会を増やすことが大事だ」と指摘する。


2009年12月01日火曜日

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