事業仕分け　国立８大学学長「政府と大学界もっと対話を」

　政府の行政刷新会議による事業仕分けで、大学関連予算への厳しい判定が続いたことを受け、国立大学協会は２６日、「大学予算の縮減は国の発展の礎を崩壊させる」と緊急アピールを発表した。

　会長の浜田純一東京大学長ら国立８大学の学長が文部科学省で記者会見し、「政府と大学界はもっと対話を」と訴えた。また、学長らは「大学が育てるのは文化力。政治が日本そのものを削っている」（宮田亮平東京芸大学長）、「これまでの運営費削減で教員は疲弊し、若い研究者の国外流出が起きている」（鷲田清一大阪大学長）と危機感をあらわにした。【加藤隆寛】

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