福島のニュース

福島空港 ソウル線維持に全力 県、スキー客誘致など強化

 福島県は30日の福島空港利用拡大対策会議で、アシアナ航空が週3便運航している福島―ソウル線の路線維持に向け、搭乗率向上の取り組みを強化することを決めた。韓国からのスキー客誘致に力を入れるほか、佐藤雄平知事がアシアナ航空を訪れて路線維持を直接、要請する。

 福島―ソウル線は、韓国のゴルフ客が減る冬期の搭乗率低下が深刻になっている。昨年12月の搭乗率は44.4%、今年1月は41.1%で、アシアナ航空のソウル線がある全国10の地方空港の中で最も低かった。

 県空港交流課によると、県はアシアナ航空から今年10月、「今冬の搭乗率が昨年を大幅に上回るか、ほかの地方空港と同等の実績になることが重要」と伝えられたという。今後の成り行き次第では、路線存続が危ぶまれる状況だ。

 30日の対策会議では、国内からの利用客を増やすため、旅行代理店と連携し、低価格商品の種類を増やしたことも報告された。佐藤知事は来年1月にアシアナ航空本社などを訪問する。

 県空港交流課は「仙台や新潟ではソウル線は1日1往復で、来春開港する茨城空港でも同様のダイヤが予定されている。ほかの地方空港との競争が激しい」と危機感を強めている。


2009年12月01日火曜日

ロード中 関連記事を取得中...
Ads by Google

△先頭に戻る

新着情報
»一覧
特集
»一覧
  • 47NEWS
  • 47CULB