Last Update 2000.11.21

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<大阪高津高校、片岡先生を探せ>
きょう21日の朝日新聞は以下のように伝えている。

 国際手配され国内で潜伏していた日本赤軍最高幹部の重信房子容疑者(55)が逮捕された事件で、大阪府警は21日、重信容疑者を大阪市西成区のマンションにかくまったとして、犯人蔵匿容疑で水道設備業、
大賀太(53)=大阪市西成区玉出東2丁目=と大阪府立高津高校教諭、片岡明宜(45)=同市城東区森之宮1丁目=の両容疑者を逮捕、同高校など9カ所を家宅捜索した。両容疑者は容疑を否認した後、黙秘を続けているという。一方、警視庁と府警の合同捜査本部も不正に旅券を取得したとする旅券法違反容疑などの関連先として大阪府高槻市内の精神病院など全国で計39カ所を一斉捜索した。
 調べによると、大賀、片岡両容疑者は共謀し、重信容疑者が国際手配中であることを知りながら大阪市西成区千本南1丁目のマンションを潜伏先として提供し、かくまった疑い。大賀容疑者はこのマンションの借り主で、1998年7月に賃貸契約を結んでいた。数年前から日本赤軍の支援活動をしており、別の支援者とも接触していたという。片岡容疑者は大賀容疑者に資金を提供し、マンションの家賃や保証金などを支払っていた疑いがもたれている。両容疑者は今年に入り、繰り返しマンションに出入りしていたという。

 大阪府警はこの日、犯人蔵匿容疑で大賀、片岡両容疑者の自宅のほか、片岡容疑者が勤める大阪市天王寺区餌差町(えさしまち)の府立高津高校などを捜索した。
→NHKのお昼のニュースでは片岡教諭は去年から頻繁に北京に来ていた。北京で重信と接触していたらしい。
 一方、合同捜査本部は、重信容疑者が旅券2通を兵庫県旅券事務所と大阪府パスポートセンターで不正に取得した旅券法違反容疑の関連先として、大阪府高槻市奈佐原4丁目の光愛病院と、同病院を経営する医療法人が運営する同市東五百住町2丁目の精神障害者地域生活支援施設「ほっこりくらぶ東よすみ荘」など6カ所を捜索。74年に発生したオランダ・ハーグのフランス大使館占拠事件の殺人未遂、逮捕監禁容疑でも支援者宅など33カ所を捜索した。

 重信容疑者が宿泊したこのホテルの予約名は光愛病院の職員(36)で、重信容疑者が逮捕された際にホテルから立ち去った男性2人はこの職員と同僚(48)だったとされる。(21日12:17)


<初めての聞きこみ>
重信房子は東京で人民革命党の結成をめざしていたという報道があったが、まあ、北京には関係あるまいと思って、ここには掲載しなかった。大体、今時「人民」などとつく名前の党がいかにいかがわしく、でたらめで、人権抑圧的な党になるかなど、北京に住んでる日本人なら誰でも知っている。
ジャングルから出てきた横井さんとか小野田さんとかを思い出すなあ。
それはさておき、重要なのは直あたりだ。どうもお好み焼き屋の石亭の日本人ママが怪しい。年恰好や長い髪型からそうにらんだkazugon、福ちゃんと一緒に客を装って石亭に乗りこんだ。頼んだのはモツ鍋。30分ほど待つとママが腰のあたりをぽんぽん叩きながら登場。腰痛かな?

KAZ:重信房子が逮捕されたけど、この店に来なかった?
ママ:まさかと思うからそんなにじっくり顔見てないし。よっぽどいい男なら、じっくり見るけどねえ。
KAZ:いや、重信房子って一応女なんだけど。。。
ママ:そう?ゲイの男の人って、眉毛が男らしいんだけど妙に色っぽいのよねえ。最近よく来るんだけど、いっしょに来ていた女の人があんまりきれいだから、ニューハーフかと思っちゃったけど、ミス仙台なんだって。でもああいう人といっしょだと、どうしても変な目で見ちゃうわネエ。
FUKU:ゲイとおカマとニューハーフって違うんですよ。(うんちく四の五の)
ママ:そう。ニューハーフはきれいじゃないとなれないんですって。普通の顔じゃダメよねえ。女の子がいくらきれいでも、ニューハーフには絶対かなわないわ。
KAZ:。。。

とまあ、このようなやりとりが交わされたのである。ママはゲイによっぽど興味があるらしく3週間前も
おんなじような事を言っていた気がする。普通ならここでシロとなるわけだが、kazugonの目はそう甘くはない。このママ、質問をはぐらかし別の答えをする。これは中国共産党幹部がもっとも得意とする技である。この技がすんなり出てくるところを見るとますますもって怪しい。人民革命党の広報官予定者かもしれぬ。油断大敵、また行ってみよう。現場100回っていうじゃないか。

[2000/11/16]


<CIAが北京で確認>
重信房子容疑者(55)が、ひそかに朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に入国していた可能性のあることが10日、公安関係者らの話で分かった。1996年夏、北朝鮮・平壌市で各国の革命を目指すグループの集会が開かれ、同時期に重信容疑者が滞在していた中国・北京から第3国に出国したという。警備当局は重信容疑者がこの集会に参加するため北京から北朝鮮に入ったとみている。

 重信容疑者はここ数年、
北京を拠点のひとつにし、偽造旅券を使って世界各地に渡航していたことが警備当局に確認されている。関係者の話を総合すると、重信容疑者は96年夏ごろにも北京に滞在していたが、一時期、姿を消したという。

 当時、日本赤軍は、活動を中東以外にも広げるため、新たな拠点作りを図っていたとみられる。これを裏付けるように、95年3月には日系ペルー人を装って潜伏中の浴田由紀子被告(49)=公判中=がルーマニアで、96年6月には女性メンバーがペルーで、同9月には城崎勉受刑者=米国で服役中=がネパールでと、次々に身柄を拘束された。

 96年夏に平壌市で開かれた集会は、各国の革命家やグループなど数十人規模で、日本赤軍の新たな拠点づくりとも関連していたとみられる。参加者の中で重信容疑者は重要な役割を果たしていたとされ、警備当局は、この集会に参加する目的で北京を出国した可能性が高いとみている。

 一方、平壌市周辺では、「よど号グループ」のメンバー5人が執筆業や貿易会社を営むなどしている。警備当局は、重信容疑者が集会前後に同グループメンバーと接触していた可能性もあるとみている。

 同グループについては、メンバーの妻子のうち5人が先月末、日本へ帰国する意思を明らかにし、支援団体がその方法と帰国手続きの準備を進めている。

[毎日新聞11月11日]
逮捕監禁容疑で逮捕された日本赤軍最高幹部、重信房子容疑者(55)が今年5月、中国・北京に滞在していたことが9日、公安当局などの調べで分かった。重信容疑者の潜伏先の大阪市西成区のマンションから大阪府警が押収した偽造旅券の渡航歴から、香港から関西国際空港へ入国していたことも判明。公安当局は重信容疑者が北京を拠点によど号事件の関係者と接触し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への渡航の可能性を探ろうと複数回にわたって、中国と日本を行き来していたとみている。

 米中央情報局(CIA)が
重信容疑者が北京に滞在しているのを確認したという。

 偽造旅券の渡航歴から香港やマカオ経由で日本に入国していたとみられる。また、潜伏先のマンションから押収された二つ折りの財布には中国紙幣十数枚や小銭が入っており、大阪府警は中国へ旅行した後の残金とみている。

 旧赤軍派グループの中で、故・田宮高麿幹部のグループは70年3月に「よど号」をハイジャックして北朝鮮に渡った。一方、重信容疑者のグループはレバノンなどに出国し日本赤軍を作った。これらの経緯から両グループは、同根であっても、これまではあまり交流がないとされていた。

 よど号事件の関係者にとって北京は重要な拠点で、支援団体のメンバーがここを経由して北朝鮮入りしたり、同事件の田中義三被告(52)が身柄を拘束されたカンボジアへ出国した際も北京を通過した可能性が高いとされる。また、よど号グループが北朝鮮内で貿易会社を設立し、北京の関係者と交流が深いという情報もある。

[毎日新聞11月9日]


<アジア料理研究家「吉田」>

 重信房子容疑者(55)の押収された旅券に残っていた最初の出国記録は、1997年後半に関西空港から中国に向けた出国印だったことが大阪府警の調べでわかった。今年9月末に中国から日本に入国したのがもう1通の旅券の最後の記録だったことが判明しており、府警は重信容疑者が不正に取得した正規の旅券2通を使って約3年間に出入国を繰り返し、国内外の活動を活発化させていた疑いが強いとみている。

 調べによると、重信容疑者は97年に神戸市中央区の兵庫県旅券事務所で「吉田」名義で正規の旅券を取得。この旅券に同年後半、関西空港から出国したことを示すスタンプが押されてあった。スタンプは偽造されたものでなく正規の出国印で、この時は香港を経由して北京に渡っていた。今月8日に大阪府高槻市のホテル前で逮捕された際に重信容疑者は、旅券名義と同じ「吉田」姓の名刺を所持。名刺に書かれた肩書は「アジア料理研究家」で、府警は出入国を繰り返しても不審に思われないよう肩書を利用していた疑いがあるとみている。

 これまでの調べによると、重信容疑者が潜伏していた大阪市西成区のマンションから見つかったもう1通の旅券では今年9月末、北京から香港を経由して帰国したのが最後の記録だったことがわかっている。このマンションは98年7月1日付で西成区内の水道設備業の男性(53)が借り主、同区内の女性(46)が連帯保証人になって賃貸契約を結んでいた。府警は今年10月中旬、国際手配中の重信容疑者がこのマンションに住んでいるのを確認したという。(11・14朝日)




(2000年11月14日)




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