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献金問題 鳩山首相、初めて国会で釈明
鳩山首相に対して、母親から5年間で9億円が資金提供され、一部が偽装献金の原資となったとされる疑惑について、鳩山首相は30日、初めて国会で自らの不明を申し訳ないと陳謝した上で、母親から何も聞いていなかったと釈明した。
鳩山首相は参議院本会議で、「両親からの慈しみについても言い尽くせぬ感謝をしていることも申し上げたいが、大変申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。(母親からの資金提供は)元会計実務担当者からも、あるいは母親からも何も聞いていなかったのでございます。その(納税)義務を果たさなければならないのは当然のことでございます。検察による全容解明がされました暁には、その結果を踏まえ、(自らの献金問題について)国民の皆様方にご説明をするべきだと」と述べた。
この問題について、野党・自民党は党首討論の開催と首相出席の集中審議を求めている。しかし、民主党は30日までの国会会期の延長も予算編成に集中したいなどとして、最低限の4日間で議決した。これにより、臨時国会は民主党が野党時代に強く求めてきた党首討論は一度もなく、幕引きになる見通し。疑惑の追及を避けたとの批判を浴びるのは間違いない。
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