岡山放送局

2009年11月30日 18時12分更新

県 公共事業費10%削減へ


岡山県は、来年度の当初予算の編成方針をまとめ、県の厳しい財政事情を踏まえて公共事業費を今年度よりも10%減らすなど、歳出の削減を進めていくことになりました。

この予算編成の方針は、危機的な財政状況のなか、歳出を減らすことで税収との収支不足を解消しようと、県が去年11月に打ち出した「県財政構造改革プラン」に基づいて発表したものです。
このなかには、施設や道路を整備するための公共事業費を今年度の90%以内の額に抑えるのをはじめ、公共事業費や人件費などを除いた「一般施策」の全体の額を、今年度よりも2%以上減らすことなどが盛り込まれています。
そのうえで、来年度の当初予算について、今年度よりも30億円あまり削減することを目指すとしています。
公共事業費を、前の年度より10%以上削減するのは、2年連続となります。
岡山県では、「『選択と集中』で、削減できるところは積極的に削減していくことで巨額の収支不足を解消し、持続可能な財政構造にしていきたい」と話しています。