これほど無能な首相はいない ニュース記事に関連したブログ

2009/11/29 22:23

 

民主政権は小心者の集まり

マスコミの世論誘導で大成功に終った事業仕分けショウで、民主党は低下した鳩山政権の支持率を支えようとしているが、厳しい批判の目を向ける論者もいる。

今朝の産経新聞で加地伸行立命館大学教授は、自分の経験から事業仕分けは40年前の大学紛争を思い出すという。サヨク学生が団交で教授たちを暴力的に吊るし上げる様である。
この暴力は独裁権力があるから出来るのだという。
その独裁権力は小沢一郎幹事長であり、独裁者は元来小心者であり、他からの批判を許さない小心者のリーダーには小心者が集まる。
その最たるものが鳩山首相であり、他人任せで自分では決断できない。
「今日の政治の困難はすべて、従来の自民党政治が原因だとした」答弁は「悲劇体かつ喜劇的答弁」であり、「これほど無能な首相はないのではないか」とまことに厳しいご宣託である。

加地伸行氏は儒教の権威者であるとともに産経新聞のコラム正論の執筆者の一人であり、皇室問題、憲法問題、教科書問題、靖国問題などについて真正保守派の立場を鮮明にした論者の一人である。

産経新聞(2009/11/29)
【古典個展】民主政権は小心者の集まり
立命館大教授・加地伸行 


政府の行政刷新会議による事業仕分けの様子がテレビに何度か放映された。会議はインターネットに公開されており、会場での傍聴も自由とのこと。となると、いかにも民主主義的に話しあい、公明正大であるかのように見える。
 しかし、その質疑応答の様子をテレビニュースを通じて見ていると、約40年前の全国の大学紛争を思い出すのであった。当時、私は名古屋大学助教授として勤務していた。
 元はと言えば、共産党系の学生集団と反共産党(新左翼)系の学生集団との紛争であり両者は敵対していたが、共通の敵は大学当局(実質は教授会)であった。そこで学生らは大衆団交なるものを設営し、三者が複雑な〈子どもの喧嘩〉をし続けて終わる。
 その結果、大学は荒涼とした非学問的な〈専門学校〉と化し、騒いだ学生集団は雲散霧消し、今や大学生は〈小児化〉した。紛争は何も産まず、かつての大学にあった古き良きものまで失ってしまって今日に至っている。
 口を尖(とが)らせての弾劾、相手の人格罵倒、数の圧力-大衆団交によって狂暴化した学生はハンターと化して教授会に襲いかかっていた。その学生とは、まさに団塊の世代、すなわち現在60歳前後の人たちだった。

 事業仕分け人たちは、団塊の世代のすこしあと。おそらくは団塊世代の気分。当局の各省庁は教授会か。議論は、善きことは問わず、悪しきことばかりの審問。まさにこれは大学紛争時における、学生集団と教授会との大衆団交の再現ではないのか。このような〈暴力〉による獲得からは、建設的なものは何も生まれない。生まれるのは荒涼とした風景だけであり、騒いだ連中は消えてゆく。無責任のまま。
 このような〈暴力〉が横行するのは、どこかにそれを促す独裁権力があるからである。民主的な発言からではない。
 その独裁権力とは、小沢一郎幹事長に他ならない。今の民主党ならびに民主党政府は、だれが見ても小沢一郎独裁である。
 独裁者の本質は、小心者であることだ。小心だから他者からの批判は認めない。どころか、その他者を恐れて憎んで排除する。そこで小心者リーダーの下には必然的に臆病な小心者が集まる。その典型が鳩山由紀夫首相である

首相の発言には、まるで自分というものがない。自分で決めることがない、いや、決める能力がない。すべて他人まかせである。整理することさえできない。これほど無能な首相はないのではないかその極致は、自民党原因論である。国会での所信表明演説のあと、谷垣禎一自民党総裁の質問への答弁で、今日の政治の困難はすべて、従来の自民党政治が原因だとした。
 悲劇的かつ喜劇的答弁であった。旧政権の欠点に対して新政権の自分たちは新しい政策で是正してゆくのだ、それはこうだと具体的に言い切って示してこそ新政権の宰相たりうるのだ。それを他者のせいにして、何の新政策も示しえないのでは、国民はたまったものではない。小心者は無責任な小人である。『論語』衛(えいの)霊公(れいこう)篇に曰(いわ)く、「君子は諸(これ)(責任)を己(おのれ)に求め、小人は諸を人(ひと)に求む」と

 

 

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2009/11/29 23:03

Commented by izadoukan さん

首相の発言は聴いて本当にお粗末に思える。
それと、今週の週刊ダイヤモンドで櫻井よしこさんが、横田早紀江さんのお話を聞いて書いておられた。「精神的にも肉体的には限界の状況で頑張っておられる。金正日との交渉が困難なのは確かだが、支えてきたのは中国だ。だが、中国の仕業はそれだけでないことが、早紀江さんの会での話で判明した。脱北者を支援してきた中国朝鮮族多数が、北朝鮮に拉致され続けているが、北朝鮮は問題外だがもっと深刻なのが、中国政府は、放置し、見逃し、片棒を担いでいる。拉致解決を阻む要因は、北朝鮮一国でなく、真の相手は中国だと。」
首相は、この事実を知っていてもアジアでの友愛とか東アジア・・と言ったり、幹事長が党員多数を引きつれ中国に行くことを良しとしてるのだろうか?

 
 
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2009/11/29 23:28

アンチキムチ団さんのところから転載させて頂きました [日本の狂った反日スポーツライター…]

 

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