2009.11.25
<2010年1月 月曜21時スタート>
―待望の2nd seasonー
「ドクターヘリ」という、一刻も早く患者のもとへ医療者を派遣し、現地で治療を開始する究極の医師デリバリーシステムの認知を高め、映像から緊迫感やスピード感そして救急医療現場での過酷な現状、さらには人のきずなを強く感じさせられた『コード・ブルー−ドクターヘリ緊急救命−』。
放送終了後番組ホームページには「医療関係の仕事をしていますが、とても感動し勇気をもらいました。」「私の地域でもドクターヘリが導入されていますが、この ドラマにものすごいリアル感を感じています。」「医師や看護師の命を救いたいという必死さが強く伝わってくる。」「看護師で心身ボロボロになりながら働いてた時にこのドラマを見て“患者さんを助けるんだ”という意欲を思い出させてくれました。」といった一般視聴者のみならず医療関係者からも多数の賞賛の声をいただきました。
高視聴率という数字だけでなく、医療現場からも高い評価を受けた1st seasonとスペシャルですが、ついに2nd seasonが帰ってきます。
2nd seasonでもお届けするテーマは変わらず、医療の過酷な現状と向き合い、ドクターヘリのダイナミックかつスピード感あふれる映像とともに、境遇も性格も違う4人のフライトドクター候補生と1人のフライトナースの成長をしっかりと描いていきます。
主演の山下智久が扮するフライトドクター候補生の藍沢耕作はフライトドクターになるために救命救急センターにやってきた。医学知識が豊富で冷静であり、若いながらも自らの腕に自信を持っている。とにかく腕を磨くことに貪欲で、そのためなら多少のあつれきもいとわない。しかしその技術への執着はどこか屈折した人間性を感じさせる。それは両親が早くに他界しているという孤独な生い立ちがコンプレックスを抱かせているためかもしれない。無償の愛を知らない男、それが藍沢耕作。
ちなみに山下智久は2009年7月期の月9『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』で主演を務めたのも記憶に新しいが、その月9で、1987年以降1クールをはさんだ近い期間で月9主演を務めるのは初となります。人気、実力とも誰もが認める山下の勢いは止まらない!
フライトドクター候補生の白石恵役を演じるのは新垣結衣。
頭がよく器用で医師としてのセンスを生まれながらに持ち、周りとの争いを好まないという役どころ。高い能力がありながら、失敗を恐れ、無様な姿を見せたくないという思いから肝心なときに腰が引けてしまうというのが彼女の欠点。しかし、同期や多くのプロフェッショナルたちとかかわり、さまざまな影響を受けていくのはもちろんのこと、周囲とぶつかりながらもひた向きに自分の道を進む藍沢の姿を目の当たりにし、医師としての責務、そして自分の望む生き方などを真剣に考えるようになっていく。
また1st seasonでは恩師・黒田の腕切断の原因をつくってしまった彼女だが、そのつらい過去を2nd seasonで、いかに受け入れていくのか。
フライトドクター候補生の緋山美帆子を演じるのは戸田恵梨香。
医学の世界では一般的な金持ちの娘で、性格は積極的で負けず嫌い。上昇志向が強く、気の強い性格も手伝って、時に思い上がった言動をしてしまう。しかし、藍沢や白石にはない熱血的な性格で患者のために心から涙したりと医師と患者の関係をこえて深いかかわりを持つことも。そうしたかかわりやライバルとの切磋琢磨により、医師として、人間として自立していく。
フライトナースの冴島はるかを演じるのは比嘉愛未。
代々医師の家系に生まれるが、医学部に落ち、親の期待に応えることができずにフライトナースの道へ。挫折を味わった彼女だったが、現実と正面から向き合うということを通じて決して折れない強い心を手にした。また持ち前の度胸で、実戦に強いタイプのフライトナースへと成長していった。やがてそれが評価され、救命センターで最年少フライトナースを務める。2nd seasonでは難病に苦しむ恋人と職務との間にある揺れ動く葛藤(かっとう)をいかに乗り越えていくのか。
フライトドクター候補生の藤川一男を演じるのは浅利陽介。
典型的な田舎の長男で、家と地元の期待を一身に背負い、浪人生活の末、この医大に入学したが、あまりのハードさと技術の高さに半ば打ちのめされている。
小心者で、見えっ張りで同期たちへのコンプレックスを抱え悩み続けている。
そして彼らを時に厳しく、時に優しく見守る指導医ベテランのドクターやヘリパイロットとして2nd seasonから登場する椎名桔平や、1st seasonから変わらずの児玉清(特別出演)、りょう、杉本哲太、寺島進、勝村政信ら名俳優の出演も決定。
また民放連続ドラマ初出演となるリリー・フランキーも豪華キャスト陣に名をそろえる。役どころは今のところ明らかになっていないが、“謎の男”の演技にも注目してください。
主題歌は前回同様Mr.Childrenの「HANABI」に決定。主題歌とドラマの世界観がマッチングしていることから2回連続の起用となった。
2010年新春、このドクターヘリとそこで奮闘する若きフライトドクター候補生の成長ぶりと指導医たちを含め、自分の人生と医師としての職務とのはざまで揺れ動く葛藤を描いていく『コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命− 2nd season』にぜひご期待下さい。
一分一秒を争う現場に直行し、どんな場所でもパイロットが持てる技量のすべてを尽くし、患者と医療者を一刻も早く会わせるため着陸可能なポイントに降り立ちます。これまでのドラマにないスピード感と緊迫感を大空を駆けるダイナミズムに乗せて視聴者に届けます。
ドクターヘリが患者を救うためには多くの力が必要。医師、看護師、パイロット、整備士、コミュニケーションスペシャリスト、管制官、消防官など経験豊かなプロフェッショナルたちの力が結集されて、たった一つの命がようやく救われるのです。1st seasonでは右も左もわからなかったフェローたちが2nd seasonで成長し、その一員として機能していく姿を描きます。
1st seasonでは「いかに自分と向き合い、過去を乗り越え、強さを手に入れるか」という人生のテーマでした。2nd seasonでは「いかに他者とかかわり、過去を受け入れ、弱さを許すか」ということをテーマとしていきます。
さまざまな医療問題。医師の怠慢と報道されることもありますが、中には不当な医師たたきもあります。このドラマを見て、医療者と国そして医療の受け手の三者が全員で考え、行動して解決方法を見いだしていかなければならないことも提案できればと考えています。
備考)
*コード・ブルーとは
「救命救急センター(ER)で使用される隠語の一つで、患者の容態が急変したことを知らせるもの。緊急事態発生・至急全員集合を意味する。
*ドクターヘリとは
ドクターヘリコプターの略。2007年から法令化され、救急専用の医療機器を装備し、消防機関、医療機関などからの出動要請に基づき、救命救急センターの専門医や看護師などが搭乗し、現場へ向かい、現場などから救命救急センターに至るまでの間、患者に救命医療を行うことのできる専用ヘリコプター。搬送時間の短縮のみならず、救命率の向上や後遺症の軽減に大きな成果をあげている。
「『コード・ブルー』の続編をやらせてもらうからには、 医療にとって何か良い刺激を与えられるような作品にしたいです。 ドクターヘリがもっと増えるようにヘリの重大さを伝えたいです。」
「一つの作品の続編をやるのは私にとって初めてのことです。
『コード・ブルー』に出演させていただいたのは自分にとって大きな出来事だったなと感じているので、またそのスタッフさんとキャストさんが集まって続編ができる事をとてもうれしく思います。 今回は登場人物たちのプライベートな部分も以前に比べて表現されていくらしいので私自身楽しみにしています。 そして皆さんにもさらに楽しんでいただけるように頑張ります。」
「緋山の心情をより濃く演じ、みなさんにたくさんの感動を送りたいと思います。
待っていて下さい。」
「前回よりさらにパワーアップした冴島を演じられる様、力を尽くしていきます!!
前回の『コード・ブルー』では、患者やその家族との出会いで、フェローや看護師が成長していく姿が中心的に描かれていましたが、今回は医者、そして看護師それぞれが抱えている苦悩や葛藤、思いがより人間らしく描かれていると思います。
私自身、難病を抱えた彼氏を持つ冴島を演じる上で、前回よりもさらに過酷な困難が待ち受けていますので、冴島の気持ちを心を込めて精いっぱい演じていきたいと思います。」
「2作目が始まるということで大変うれしく思っているところです。
また、このチームと一緒にできることに感謝します。
藤川も僕自身も1年を経て成長できていると思います。(たぶん…)
その1年間を見ていただきつつ、さらに今回の作品で成長していくフェローたちを見てほしいです。 僕自身としては、前作でのふがいなかった部分を反省して今作に挑んでいきたいと思います。」
「本格的な医療ドラマの出演は初めてで、とても新鮮に感じています。
スケールの大きな作品になりそうなので楽しみにしています。
彼には謎めいた過去があります。その謎に興味を持ってもらえるように演じたいです。」
「前回の『コード・ブルー』は、ドラマそのものとして秀逸であっただけでなく、これまで低かったドクターヘリの知名度を飛躍的に高めていただいたことを感謝しています。 今回も、ドクターヘリが活躍する中で、質の高い人間ドラマが展開され、人々に大きな感動を与えることを期待しています。」
「今回の全体を通してのテーマは“卒業”です。
1stシーズンで自分たちの弱さや未熟さを知った若き医療者たちが、2ndシーズンでは自分たちの将来を考え始め、それぞれ“道”を模索します。
フェロー研修卒業とともにやってくる人生の岐路。彼らはどんな“道”を選ぶのでしょうか。 また前作では、太陽の照りつける夏の大空を飛ぶ彼らを描きましたが、今作では澄み切った冬の空を駆け抜ける雄姿にもご期待ください。」
連続ドラマ最高視聴率:21.2%(2008年7月期 民放連続ドラマ1位)
全11回(’08.7.3〜9.11)平均視聴率:15.9%(2008年7月期 民放連続ドラマ1位)
新春スペシャル(’09.1.10)視聴率:23.1%(2009年フジテレビドラマ部門1位【11/16現在】
)
2009年11月25日発行「パブペパNo.09-290」 フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。