2009.11.16

フジテレビ開局50周年記念特別番組

『探そう!ニッポン人の忘れ物』第3夜
『たけしの日本教育白書〜ニッポン人の忘れもの〜』

ニッポン人が忘れてきたものは何ですか?
「ニッポン人の忘れもの」を探してきたプロジェクトの
アンカーとして、4時間39分の生放送!

<11月22日(日)19時〜23時39分 生放送>


 ニッポン人が忘れてきたものは何ですか?
 フジテレビ開局50周年にあたる2009年、フジテレビ情報制作局が総力をあげて取り組むプロジェクト「探そう!ニッポン人の忘れもの」
 それぞれの番組がこの50年のニッポンとしっかり向き合い、ニッポン人が忘れてきたものを見つけ出していきます。
 そして、その掉尾を飾るのが『たけしの日本教育白書・特別編〜ニッポン人の忘れもの〜』。この番組は、「ニッポン人の忘れもの」を探してきたプロジェクトのアンカーとして、これまでの50年と、これからの50年をつなぐ、架け橋的な役割を担うことになります。これは50年後にもう一度見てほしい、そんな思いを込めて作る番組です。

【番組概要】

 プロジェクト発足以来、情報制作局の各番組が総力をあげ展開している、作文「ニッポン人の忘れもの」。この作文という名のメッセージを番組の基本軸として展開していきます。『教育白書』では、MC、ゲストも作文を執筆、生朗読やVTRで紹介しながら、その思いを伝えていきます。

 4時間39分の生放送で探していくのは、こんな「忘れもの」です。

忘れもの(1) … 「おふくろの味」
 乱れる食卓を徹底調査!  100軒の家庭の三食の食卓を1カ月にわたり、写真撮影。すると…みそ汁のない夕飯、出来合い総菜を温めるだけ、鍋のままテーブルに並べる…驚くべき食卓事情が、明らかに。
 さらに、運動会のお弁当にピザの出前を頼んだり、コンビ二弁当を持たせる親、乱れ放題の「食」事情、「おふくろの味」は消えてしまったのか?

忘れもの(2) … 「父親の威厳」
 子供に名前を呼び捨てにされる父親。家出していた娘が家に戻ると、怒る前に「帰ってきくれてありがとう、ごめんね」と言ってしまう親。“なかよし家族”を目指すあまり、子供をしかれない親たちが、どんどん増えている。
 父親の威厳は、消えてしまったのか?
 理不尽だけれど愛情にあふれている…そんな親は、もういなくなってしまったのか?
 現代の“寺内貫太郎”を探せ!

忘れもの(3) … 「想うということ」
 女性に告白しない若者たちが増えている。傷つきたくない、面倒くさい…女性との距離が取れず、バーチャルな世界にのめりこんでいく若者たち。恋文、ラブレター、メール…変りゆく「告白」の形の中で、人を想うということ、の姿が変わり始めている。
 戦時中、最前線から100通を超える「ラブレター」を送り続けた男。そこに込められた「想い」のチカラ…現代の若者がそれを目の当たりにするとき、果たして「想い」は伝わるのか?
 爆笑問題・田中が「人を想う」ということの意味を、若者たちと探す!

忘れもの(4) … 「近所づきあい」
 核家族、少子化、集合住宅の増加…干渉されたくないと、隣の家に住む人を知ろうとしない人々…。昔ながらの近所づきあいは、姿を消してしまったのか? 助け合いながら、みんなが「お節介」をし合って暮らしていたあの時代は、もう戻らないのか?
 東京の街で失われつつある「近所づきあい」を、爆笑問題・太田が発見する!?

忘れもの(5) … 「ニッポン人にとっての富士山」
 銭湯の壁面には、どこでも大きな富士山が描かれていた…♪富士は日本一の山…いつでも「富士山」は日本の象徴であり、誇りであった。その富士山をこよなく愛し、「自分はただ、それを追いかけていくだけ」と富士山の写真を撮り続けた、カメラマン、小林健一さん。彼は、1996年5月、その富士山に撮影のために登頂し、下山途中に滑落、遭難して、34年の短い生涯を閉じた。
 彼が遺した写真集「あたまを富士の上に出し」は、今の私たちに何を伝えてくれるのか?
 その思いを感じるため、勝俣州和が富士山頂に挑む!

忘れもの(6) … 「ふるさと」
 1952年に始まった八ツ場ダム開発計画。「ふるさと」を思う住民たちは、断固とした反対運動を続けたが、1987年、ついに再建計画に同意し、ダム建設が始まった。しかし、工期延長が繰り返され、完成を見ないままの今年、民主党政権は、工事の中止を宣言した。
 翻弄され続ける住民たちの思いを検証し、実録ドラマを交えて「ふるさと」とは、何かを問う!

忘れもの(7) … 「勤勉」
 居酒屋の看板が連なる東京・新橋のガード下に、94歳のおばあちゃん、加藤寿賀さんが営む理容店「バーバーホマレ」はある。店は“完全予約制”… と言っても、寿司職人から若いOLまで、客はみんな常連ばかり。
 「若い女性が外でビール飲んでいるようじゃ、世も末よ」
 関東大震災や、2.26事件当日の風景をしっかりと記憶する寿賀さんは、若い世代には見られないたたずまいや貞操観念を持ち続けながら、今なお“現役”としてハサミをにぎっている。
 寿賀さんがガード下から見続けてきたニッポンの50年、“勤勉”とは、“身の丈”とは…ビートたけし自ら、寿賀さんを訪問、その生きざまに迫る!

☆大野高義プロデューサー(フジテレビ情報制作局) コメント

 フジテレビ開局から50年、この50年は誰もが上を向き、前を見て走り続け、そして、便利で豊かな時代となりました。これまでも、『教育白書』は、どこかおかしいニッポンを独自の視点で見つめてきましたが、今回は便利で豊かな時代を作る間に置き忘れて来たニッポン人の大切な何かを、今のうちに見つけておきませんか、という思いの番組です。置き忘れてきたものは、人それぞれ、それは『めざましテレビ』と『とくダネ!』に寄せられた多くの作文が証明しています。
 そのために、少しでも多くの方が、それぞれの「忘れもの」に気づき、大切な何かを思い出しておいてほしい、そんな思いを込めて、今年も長時間の生放送でお送りします。
 番組では、各界著名人の方々の作文も紹介していきます、どなたのどんな作文が紹介されるのかも楽しみにしていただければと思います。

<出演者>

  • ビートたけし
  • 太田 光・田中裕二(爆笑問題)
  • 西山喜久恵
  • 伊藤利尋
  • 高島 彩(フジテレビアナウンサー)

<ゲスト>

  • 地井武男
  • ガダルカナル・タカ
  • 石原良純
  • 品川 裕
  • 原日出子
  • 小川菜摘
  • 黒谷友香
  • 矢口真理
  • ほか

2009年11月16日発行「パブペパ No.09-280」 フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。