2009.11.20
左から)高島彩アナウンサー、堺正章、中山秀征、恵俊彰
<2010年1月1日(金) 18時〜20時54分放送>
もはや「国民的番組」といっても過言ではないほど日本のお正月番組の“顔”としてすっかりお茶の間に定着した『新春かくし芸大会』が、フジテレビ開局50周年の節目となる2010年の元旦放送をもって、47年の長きにわたって続いた歴史に、現在の形としては幕を閉じることになった。
第一回目の放送は何と1964年(昭和39年)のお正月。人気タレントやスターが2組に分かれて得意のかくし芸を披露し、勝敗を競い合う当番組は、初回放送以来、季節番組としては最長寿を誇り、「NHK紅白歌合戦」と並ぶ年末年始の名物番組として、広く親しまれている。
開始当初は歌手が漫才や三味線、曲芸などを披露する、まさに「かくし芸」といった雰囲気でお正月ムードを漂わせていたが、年々番組の人気が高まり、スターへの期待も大きく膨らむにつれ、時代を彩るスターたちが、さまざまな難しい「出し物」を演じるようになっていったが、その「出し物」も、年々規模や豪華さや難易度がアップ。芸をやり遂げた出演者がみせる感無量の涙は番組の名物となっており、1980年の48.6%を最高に、毎年高視聴率をはじき出してきた。
また、「英語劇」「中国語劇」などに代表される、オールスターキャストのドラマが人気を博し、そこから当時話題の映画、ドラマをパロディー化した作品が多くの視聴者を楽しませた。また、ハナ肇が銅像に扮して後輩タレントから水を頭からかけられるというコントは恒例化し、毎回、お茶の間の大爆笑を誘った。団体芸の一方で、個人芸も年々スケールアップ。中でも堺正章は、毎回、視聴者はもちろん、出演者も大感動させるほどの至芸を披露しており、「ミスターかくし芸」の異名を持つほどの生粋のエンターテイナーとして、全国にその名をとどろかせている。
ついに見納めとなる第47回目の今回は、
◆過去46年間にわたって放送されてきた『新春かくし芸大会』の中から、人々の記憶に色濃く残っている「かくし芸」の数々を振り返る。ネプチューンによる高難度の演技「フライングツイスター」(2005年)など、スターの皆さんが猛特訓を重ねてきた「危険すぎるかくし芸」や、中山秀征の「ハッピーバルーン」(1995年)をはじめとする、スターの素顔が垣間見られる「NG・ハプニング選」、「インディー・ジョーンズ」を原案とした井上順による「インディジュンズ」(1985年)など時代を象徴するドラマや映画を笑いでお届けする「ドラマパロディー傑作選」。汗と涙と笑いの集大成を一挙大放出!!
◆「ミスターかくし芸」の異名を持つ堺正章と、その背中を追う「ポストかくし芸」中山秀征・恵俊彰が一つになり大技演目に挑戦!!
上記の内容を中心に、昨年同様、2年連続となる高島彩アナウンサーの進行でお届けする。かくし芸の集大成はどんな演目になるのか!? フジテレビ開局50周年の節目にふさわしく、豪華絢爛に有終の美を飾る『フジテレビ開局50周年記念番組「新春かくし芸大会FOREVER」』にどうかご期待下さい!!
「かくし芸の歴史はまさにテレビの歴史。数々のスターたちが情熱を注いで築き上げてきた演目の歴史には、僕たちが胸をときめかせてきたテレビのすべてが詰まっていると言っても過言ではありません。今回は惜しげもなくその膨大な映像史を視聴者の皆さんにご披露させていただき、キラキラした日本のエンターテインメントの素晴らしさをあらためて一緒に共有できたらと考えています。昭和からずっとそのバトンをつないできた偉大なる番組は、更なる進化を遂げ、新たな展開を迎える予定です。その前に、ミスターかくし芸・堺正章さんとその背中をずっと追い続けてきた中山秀征さん、恵俊彰さんがタッグを組み、これまでの47年間の集大成となる記念すべき新たな演目にチャレンジします。一体どんな演目になるのか? どうぞご期待下さい!」
2009年11月20日発行「パブペパ No.09-288」 フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。