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【特別企画】

高い実績を持つアンチウイルスソフト「Kspersky」がMacに参入

(1)Mac安全神話の崩壊は目前!?

2009/11/30

Macは本当に危険な状況なのか

最近、ウィンドウズ向けのセキュリティソフトが、次々とMacプラットフォームに参入してきている。これまでMacは、ウィンドウズと比べてウイルス被害が少なかったが、そういった市場の活発な動きを見ると「今やMacはそれほど危険な状況なのだろうか」という不安が膨らんでくる。果たして、Macはそこまで危険なプラットフォームに変わってしまったのか。新たにMac市場に参入してきたセキュリティソフト「カスペルスキー・アンチウイルス(Kaspersky Anti-Virus for Mac)」の開発者にその真相を尋ねてみた。

Mac版リリースの背景にあるもの

ユージン・カスペルスキー(Eugene Kaspersky)氏
カスペルスキー・アンチウイルスの開発者であり、カスペルスキー・ラボ(Kaspersky Lab)の最高経営責任者兼アンチウイルス研究所所長

最初に、Macユーザには耳慣れない「カスペルスキー」という会社について触れておこう。設立者のユージン・カスペルスキー氏は、1989年に自身が使っていたパソコンがウイルスに感染した際、その動きを解析することで駆除できると気がついた。そこから個人的に続けていたウイルス研究は、やがて他の企業に技術提供するようになり、会社の設立に至った。その後コンシューマー製品の販売も開始し、その信頼性の高さが世界中で評価されヨーロッパ各国をはじめ世界中でシェアを伸ばしていった。昨年は世界シェア4位のアンチウイルスソフトメーカーとなっている。

そんなカスペルスキーが、なぜこのタイミングでMacに参入してきたのだろうか。その理由をカスペルスキー氏に尋ねたところ主な理由を2つ挙げてくれた。 1つは、Mac自体のシェアが伸びてきたことだ。ユーザの裾野が広がれば、当然そのユーザを狙うサイバー犯罪も増えてくる。その結果、Macを狙ったウイルスが増えていくことになる。そしてもう1つは、実際にMacに実害を及ぼすウイルスは増え始めてきたことだ。

Mac OS Xに脅威を及ぼすマルウェア(ウイルスやトロイの木馬など悪意あるプログラムの総称)の増加率。カスペルスキー・ラボの調査結果による

もちろんこの数は、ウィンドウズと比較すればそれほど多いわけではないが、カスペルスキー氏はこの増加率に危機感を感じているようだ。 「もしも、Macが本格的に標的になれば、Macの安全神話はあっという間に崩壊するでしょう。しかも、いつ急激にMac用ウイルスが蔓延するのかはわかりません。我々は、そうなる前に手を打つ必要があると考えたのです」

より組織的な犯罪へと変貌

今やサイバー犯罪は、金銭目的の組織的なものへと変貌している。その実情に ついてカスペルスキー氏はこう説明する。「サイバー犯罪は現在、分業体制による 大きなネットワークが組まれています。ウイルス制作者はウイルスプログラムを販売し、リスト販売者がリストを販売する。お互い知らない者同士が裏のフォーラムを利用してやりとりをしているのです。しかも、誰がいつ裏切るかわからないため、保証人となって仲介する人間も存在するという状況です」

そして、ウイルスに感染したパソコンは、知らず知らずのうちにリモートで操られ、スパム配信やサーバへの攻撃を仕掛けるための踏み台にされる。感染したパソコンは被害者であると同時に他者に攻撃を仕掛ける「加害者」なのだ。感染したパソコンの所有者は、感染が発覚した時点で社会的責任が問われる事態になる。ウイルス感染は、個人にとっても企業にとっても看過できない脅威なのだ。

カスペルスキー氏は、「Macユーザの多くは、Macがセキュアなコンピュータだと誤解している」と語る。実際、Macとウィンドウズでは、OS自体のセキュリティ機能にそれほど大きな違いはない。サイバー犯罪者がMacをターゲットにすれば、ウインドウズと同じような被害に遭遇するだろう。実際にMac上で動作するウイルスが次々と登場してきている今、ユーザは自分自身の手で何らかの対策を講じる必要があるのだ。

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