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犬飼会長が浦和にダメ出し!監督解任勧告も

 事実上の監督解任勧告だ。29日、東京・本郷のJFAハウスで開催された「なでしこリーグ表彰式」に出席した日本協会の犬飼基昭会長(67)が迷走を続ける古巣の浦和を痛烈に批判。フォルカー・フィンケ監督(61)の解任勧告ともとれる発言まで飛び出した。浦和の橋本光夫社長(60)とも会談し、厳しい言葉で叱咤(しった)した。

 黙っていられなかった。初優勝を飾った浦和レディースが主役となった「なでしこリーグ表彰式」。日本協会の犬飼会長が表彰式終了後、レディースとは対照的に迷走を続けるレッズを痛烈に批判した。「(女子の優勝は)男子が、だらしないからいいんじゃない。監督の差が出ている。(男子は)いつまで可能性を感じないサッカーをしているのか」とフィンケ監督をバッサリ。事実上の監督解任勧告ともとれる発言を口にした。

 表彰式前には浦和の橋本社長と直接会談し「だらしない」と一喝。古巣の現状について事情聴取し「今の浦和はとてもJリーグを引っ張っていけるクラブではない」と切り捨てた。今季の浦和は早々と優勝争いから脱落したが、すでにフィンケ監督の来季続投が内定。リーグ7連敗しても、天皇杯で格下の松本山雅FC(北信越1部)に負けても指揮官を代えなかったクラブ幹部に対して犬飼会長がメッセージを送った形だ。

 この日、浦和は信藤チーム・ダイレクター(TD)が体調不良で無期限の休養に入ることを発表。ストレスや疲労が原因で起こる無痛性甲状腺炎で、回復には少なくとも数カ月を要する見通しだ。このまま退団することが確実で、後任は白紙。橋本社長は今後の契約交渉について「私をはじめクラブ全体でやっていく」と自らTD代理を務める方針を打ち出したが、この“人事”に関しても犬飼会長は「(TD職は)サッカーと経営を知っている人がやるポジション。理解できない」とサッカー未経験で元ラガーマンの橋本社長が兼務することに苦言を呈した。

 「今は1つのクラブにアドバイスする立場ではない」と言いながら、02〜06年に社長を務めた古巣に対する深い愛情があるからこそ、あえて厳しい言葉を並べた。協会トップの思いは、橋本社長に届くのか。 レッズiPodケース

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年11月30日 ]

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