泣いても笑ってもアニメ最終回。
そうは判っているけれども、KYOの登場人物は納得いかないシーンが、最終回に多かった模様…。
「何で11年後なのに老けていないのかしら?」
と、ゆや。
「キャラの顔崩したくなかったんじゃない?」
と、灯。「それはそうと、私も出たかったなー」
「それは絶対無いです。灯が出てくるとろくな事がありませんから。」
アキラがぽつりと言った。
灯が叫んだ。
「まあまあ…。灯さんも、落ち着いてください。私の扱いなんて、後半になればなるほど酷い物でしたから…」
ぐすん、と朔夜が涙をすすった。
「朔夜さんは原作と同じ扱いを受けていたんだから、そんなに悪くは無いと想うけど…」
と、幸村。
朔夜が泣きながらそう叫んだので、一同は唖然となった。
「私なんて最終回、ほんのちょっとしか出ていないわ…。」
と、小助。
「それに、一番気になるのは…」
一同が、ちょうどその場に通りかかったシンダラを見つめた。
という想いを胸に秘めて。
「私は不死身という設定だから、良い場面を書いてもらって最高だった」
そういうと、シンダラはさり気なく去っていってしまった。
不満を言う女性達とは裏腹に、男性陣は暢気そうに、
幸村「僕らしい最期だった」
狂「最期の短髪の男は、俺なのか?京四郎なのか?」
紅虎「ワイと幸村はんの直接対決も書いて欲しかったわー」
サスケ「…コタロウと俺が活躍しているところがあったらもっと良かったのになー」
と、それぞれらしい発言をしていた。
「漢どもは戦うことしか目がないのね…」
そんなやり取りを聞いて、ゆやはぽつりと呟いた。
FIN。
アニメ最終回直後に思いついた話です。
アニメはオリジナルの話が中心だったので、キャラ達は納得していないだろうなと想いながら書きました。