2009.11.07 Saturday
写真:小説・ポケットモンスターThe Animation(小学館スーパークエスト文庫)
私が初めて、ポケットモンスターを知ったのは、
1997(H9)年にテレビ東京でアニメ化されるという話題になった時です。
既にゲームは大人気となっていたのですが、
それまでゲームが原作のアニメは、
ストーリーがとって付けたように薄っぺらく、
ゲームとの整合性という拘束があるためか、
あまり面白いという印象を私はもてなかったのですが、
シリーズ構成と脚本が首藤剛志さんで、総監督が湯山邦彦さんの
コンビであることを知った時点で、
絶対に面白くないはずが無いと思い、
1話を見て、その世界観と、ピカチュウにはまって、
現在に至ります。
(一度脱落して、DPで復活してるので、途中6〜7年抜けてますけど)
今、当時の映像を見ると、
ピカチュウもサトシも声が高い。
中の人も12年…ですからね…。
それから12年たって、初めてポケモンのゲームをやるようになり、
より深くポケモンの世界観を体感しているわけですが、
大人目線で見ると、
どうしてもポケモンの世界には違和感を感じてしまう部分があります。
・なぜ10歳の少年少女が放浪の旅をしているのか
・お金はどうしているのか
・警察と看護士はなぜ女性しかいないのか
・ポケモンはなぜボールに入るのか、なぜ転送できるのか
・あの世界でポケモンとはそもそもどういう存在なのか
アニメではそこまで深く描かれていませんが、
12年前に発売された、ポケモンの小説を読むとわかると聞き、
既に絶版になっているのですが、何とか手に入れてみました。
これは、当時シリーズ構成をされていた、
首藤剛志さんが書かれたものなのですが、
やっぱり…すごいですね。
まだ1巻しか読んでいないのですが、
子ども向けに書いているようで、
そのあたりの疑問を、
全てちゃんと解決できるだけの設定がなされていて、
主人公のサトシの父親は、
自称ポケモントレーナーで、母親の一目ぼれで、
要は行きずりの恋で誕生していて、失踪してしまっているだとか、
ジムリーダーの収入源は何かとか、
ポケモンセンターに住み着くホームレスの話だとか、
ポケモントレーナーになるためには、
10歳で冒険に出てしまうため学歴が低く、
トレーナーになりそこねた男は、
ロクな仕事につけないだとか…。
いやはや、なかなかリアリティがあって、これは…すごいね。
お子さんと一緒にポケモンのアニメを見ていて、
ストーリーにふと疑問や違和感を持った人ですとか、
ポケモンの世界観について、お子さんからあれこれ聞かれて、
回答に窮している方にはオススメです。
と言っても絶版なんですけど…。
空想の世界にリアリティと整合性を求めることって、
一見それ自体が矛盾しているようですがそうではなく、
リアリティがあるからこそ、感情移入ができるんですよね。
今は首藤さんはポケモンから離れていらっしゃいますので、
現在放送されているアニメに、
この設定全てが継承されているかはわかりませんが…。
奥深い設定があったからこそ、
ゲーム原作のアニメであるにもかかわらずストーリーが深く、
なおかつ普遍的で、
子どもだけでなく、大人までもが共感を得ることができたのでしょうね。
ちなみに…
日本映画の歴代全米興行成績ランキング(Wikipediaより)
1位 ポケットモンスター(第1作)「ミューツーの逆襲」8574万ドル
2位 ポケットモンスター(第2作)「ルギア爆誕」4376万ドル
3位 遊戯王デュエルモンスターズ「光のピラミッド」1977万ドル
4位 ポケットモンスター(第3作) 「結晶塔の帝王ENTEI」1705万ドル
5位 千と千尋の神隠し 1006万ドル
これは日本のアニメ映画のランキングではなく、
日本映画全てのランキングです。
抜かれることは、永遠になさそうですね…。
現在も映画の監督は湯山さんですけど、
やっぱり、湯山さんと首藤さんのコンビでの、
ポケモン映画をもう一度見てみたいなぁ…。
愛と友情と冒険を謳いながらも、
それ自体が本当に存在するのかを自問自答しなければいけないような、
人間とは何か、ポケモン(動物)とは何か、生きるとは何か、
心の奥にズキズキ来るような話をね。
もちろん、ヒロインはカスミで。
コンビであることを知った時点で、
絶対に面白くないはずが無いと思い、
1話を見て、その世界観と、ピカチュウにはまって、
現在に至ります。
(一度脱落して、DPで復活してるので、途中6〜7年抜けてますけど)
今、当時の映像を見ると、
ピカチュウもサトシも声が高い。
中の人も12年…ですからね…。
それから12年たって、初めてポケモンのゲームをやるようになり、
より深くポケモンの世界観を体感しているわけですが、
大人目線で見ると、
どうしてもポケモンの世界には違和感を感じてしまう部分があります。
・なぜ10歳の少年少女が放浪の旅をしているのか
・お金はどうしているのか
・警察と看護士はなぜ女性しかいないのか
・ポケモンはなぜボールに入るのか、なぜ転送できるのか
・あの世界でポケモンとはそもそもどういう存在なのか
アニメではそこまで深く描かれていませんが、
12年前に発売された、ポケモンの小説を読むとわかると聞き、
既に絶版になっているのですが、何とか手に入れてみました。
これは、当時シリーズ構成をされていた、
首藤剛志さんが書かれたものなのですが、
やっぱり…すごいですね。
まだ1巻しか読んでいないのですが、
子ども向けに書いているようで、
そのあたりの疑問を、
全てちゃんと解決できるだけの設定がなされていて、
主人公のサトシの父親は、
自称ポケモントレーナーで、母親の一目ぼれで、
要は行きずりの恋で誕生していて、失踪してしまっているだとか、
ジムリーダーの収入源は何かとか、
ポケモンセンターに住み着くホームレスの話だとか、
ポケモントレーナーになるためには、
10歳で冒険に出てしまうため学歴が低く、
トレーナーになりそこねた男は、
ロクな仕事につけないだとか…。
いやはや、なかなかリアリティがあって、これは…すごいね。
お子さんと一緒にポケモンのアニメを見ていて、
ストーリーにふと疑問や違和感を持った人ですとか、
ポケモンの世界観について、お子さんからあれこれ聞かれて、
回答に窮している方にはオススメです。
と言っても絶版なんですけど…。
空想の世界にリアリティと整合性を求めることって、
一見それ自体が矛盾しているようですがそうではなく、
リアリティがあるからこそ、感情移入ができるんですよね。
今は首藤さんはポケモンから離れていらっしゃいますので、
現在放送されているアニメに、
この設定全てが継承されているかはわかりませんが…。
奥深い設定があったからこそ、
ゲーム原作のアニメであるにもかかわらずストーリーが深く、
なおかつ普遍的で、
子どもだけでなく、大人までもが共感を得ることができたのでしょうね。
ちなみに…
日本映画の歴代全米興行成績ランキング(Wikipediaより)
1位 ポケットモンスター(第1作)「ミューツーの逆襲」8574万ドル
2位 ポケットモンスター(第2作)「ルギア爆誕」4376万ドル
3位 遊戯王デュエルモンスターズ「光のピラミッド」1977万ドル
4位 ポケットモンスター(第3作) 「結晶塔の帝王ENTEI」1705万ドル
5位 千と千尋の神隠し 1006万ドル
これは日本のアニメ映画のランキングではなく、
日本映画全てのランキングです。
抜かれることは、永遠になさそうですね…。
現在も映画の監督は湯山さんですけど、
やっぱり、湯山さんと首藤さんのコンビでの、
ポケモン映画をもう一度見てみたいなぁ…。
愛と友情と冒険を謳いながらも、
それ自体が本当に存在するのかを自問自答しなければいけないような、
人間とは何か、ポケモン(動物)とは何か、生きるとは何か、
心の奥にズキズキ来るような話をね。
もちろん、ヒロインはカスミで。