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ボジョレ・ヌーボー解禁 1000円以下続々 仙台

980円商品をメーンにボジョレが並ぶやまや加茂店の特設コーナー

 フランス産ワインの新酒「ボジョレ・ヌーボー」の販売が19日、解禁された。仙台市内の大手スーパーや酒販店は、景気低迷による節約志向の高まりを受け、1000円を切る低価格商品を相次いで投入し、価格競争が激化した。

 イオングループのジャスコ仙台幸町店(宮城野区)のボジョレ特設売り場では、750ミリリットルのペットボトル入りで750円の商品が登場した。同店では解禁直前の18日深夜、870円の値札を急きょ変更、全国6000本限定の一部として販売された。

 西友が18日、890円のペットボトル商品を780円に値下げすると発表、イオンが対抗した。西友も反応し、19日午前、仙台市内などの店で749円に再値下げした。

 低価格化は、ペットボトル導入による軽量化などで空輸コストが減少したのに加え、円高が追い風となって実現した。

 980円商品の投入をいち早く10月に発表したのは酒販チェーンのやまや(仙台市)。ペットボトル入りも同社が昨年、全国で初めて導入しており、加茂店(泉区)の佐々木武史店長は「今年は、他社が追随すると思っていた」と話す。

 佐々木店長は「980円商品は香りも強く、しっかりしている。ボジョレは短期決戦型の商品なので、この週末が勝負」と気を引き締めた。
 同店を訪れた仙台市青葉区の木立正憲さん(63)は「毎年、微妙に違う味を楽しむのが好き。ペットボトル商品は初めて飲むが、安くて味が良ければ大歓迎だ」と話した。


2009年11月20日金曜日

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