岡山放送局

2009年11月29日 18時34分更新

市街地で落書き一斉消去作戦


岡山市の中心部で、建物の壁などへの落書きが増えていることから、地域の住民が中心となって一斉に落書きを消す作業が29日、行われました。

この取り組みは、岡山市の中心市街地であとを絶たない落書きを消して街をきれいにしようと、地域の保護者で作るグループが呼びかけました。
29日は午前9時に岡山市北区の中心部にある下石井公園に親子連れや高校生、それに市内の塗装会社などからおよそ70人が集まりました。
そして、用意された白や灰色のペンキとローラーをもって、3か所に分かれて作業を行いました。
このうち、北区幸町では、親子連れの参加者がビルの壁一面にスプレーで書かれた落書きを消す作業にあたりました。
落書きは、上からペンキを一度塗っただけでは消えず、参加した子どもたちは、何度も繰り返しペンキを塗って、落書きを消していました。
主催したグループによりますと、岡山市内では、最近は大きな通りに面した壁への落書きは少なくなっていますが、路地に面した壁への落書きが増えてきているということです。
作業に参加した岡山市の男性は「地道に活動を続けることで、落書きはよくないということを訴えていきたいです」と話していました。