【ローマ共同】イタリア政府は27日までに、運転手が注意散漫となり、事故につながる恐れが強いとして、車を運転中の喫煙を禁止する法案を議会に提出した。多数の議員が賛成しており、可決は確実という。コリエレ・デラ・セラ紙が伝えた。
摘発された場合、罰金250ユーロ(約3万2000円)が科されるほか、違反点数も付けられる。子供が同乗していた場合、受動喫煙で子供の健康に危害を与えたとして、罰金は倍の500ユーロになる。
同国の研究機関によると、たばこの火を付けるためにかかる時間は平均4・9秒。イタリアでは交通事故の15・6%、4万件以上が「注意散漫」に起因するという。
毎日新聞 2009年11月28日 東京夕刊