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偽装アナゴ「硬くて」バレた 韓国産を長崎産と表示

2009年11月29日10時0分

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写真:「長崎産」と記されたあなご弁当の品質表示シール「長崎産」と記されたあなご弁当の品質表示シール

 百貨店「天満屋」(岡山市)は28日、広島市西区の天満屋広島アルパーク店内の総菜販売店「きかつ」で、穴子弁当など3商品に使われたアナゴに産地偽装があったと発表した。韓国産なのに、品質表示欄などに長崎産と表示して販売していたという。

 長崎産と偽装されていたのは、穴子弁当(557円)のほか、あなご巻(350円)、あなご蒲焼(かばやき)(399円)。天満屋は景品表示法違反の疑いがあるとして、25日に広島県に報告したという。

 天満屋によると、「アナゴが硬くてがっかりした」という広島市内の客からの手紙を受け、19日にきかつを調査。店内の調理室から韓国産のアナゴが見つかったという。きかつは韓国産アナゴを月に約80キロ仕入れており、開店した07年10月から産地偽装していたことを認めたという。

 きかつを経営する「木勝商店」(広島市)の木野公彦社長(52)は「申し訳ない限り。国産表示の方が客の受けがいいと思っていた。二度と同じことを起こさないようにしたい」と話した。長崎産のアナゴの値段は相場で韓国産の約1.2倍だったという。(中川壮、小俣勇貴)

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