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コラム【安住るりの昭和史瑠璃色眼鏡】

3年間でおよそ180億円かけた「全国学力テスト」で何が分かったか?

安住るり2009/11/23
 「全国学力テスト」は「不要不急」の事業である

◆ 何のための「全国一律学力調査」か

 歴史を遡ると、国(文部省)による「(義務教育の一部についての)全国学力テスト」は、戦後まもなくから昭和38年まで、悉皆(しっかい)調査の形で行われたが、昭和39年から20%の抽出調査になり、その後取り止められていた。
 それが43年ぶりに「復活」したのは、平成19(2007)年である。

 発案者はそのときの文部科学大臣「中山成彬(なりあき)」氏。その理由は、【日教組の強い地域は学力が弱い】との彼の「信念」を証明するためだったという。きわめて政治的な意図である。

 昭和30年代には、左翼的(?)な「日教組」が今とは比べ物にならないくらい強力で、学力テストを「教育への国家権力の介入だ」として、激しく反対したらしい。

 昭和21年生まれの私はそのころ、「学テ」の対象の子供だったはずだが、まったく記憶にない。東京都杉並区、長野県松本市、群馬県前橋市、そしてまた東京都杉並区へと、小・中学校を転校したが、どこでも「左翼教育」を受けた自覚はない。

 「日教組嫌い」で有名な中山氏は、40年前の「敵討ち」のつもりだったのだろうか。
 時代錯誤なことだ。


 裏事情はともかく、国による全国一斉の「学力テスト」の必要性は、なぜ認められたのだろうか?
 文部科学省のホームページで見る限り、私にはよく分からない。

全国学力・学習状況調査の概要 (文部科学省)
 ここにもっともらしく書かれた「目的」を以下に引用する。

 <調査の目的>
○ 国が全国的な義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から各地域における児童生徒の学力や学習状況をきめ細かく把握・分析することにより、教育及び教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
○ 各教育委員会、学校等が全国的な状況との関係において自らの教育及び教育施策の成果と課題を把握し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
○ 各学校が各児童生徒の学力や学習状況を把握し、児童生徒への教育指導や学習状況の改善等に役立てる。


 以上、いかにも「お役所的」な空文である。
 私は親として、公立小学校・中学校を経て既に成人した3人の子供を育てた。
 それぞれの学校のPTAの役員を務めて、先生方とも親しくお付き合いさせていただいたが、様々な問題で批判もした。

 市の教育委員会にも出かけて、事務方トップとも何度も話し合いをした。
 毎月の「定例教育委員会」の会議を何年か断続的に傍聴を続けた。
 同時に、教委の様々なイベントに協力もしてきた。

 国の教育政策については、ある身近な出来事から「教科書検定制度」に疑問を持って、庁舎改築の為に「丸の内」の三菱ビルに間借りしていた文部科学省に何度も通って、必要資料を公開請求して、膨大な文書を調査した。

 その結果、教科書検定制度は、憲法違反の「検閲」行為であると私は思っている。
 それについてはこの記事では触れないが、過去に書いた記事を、個人ブログに転載しているので参照していただきたい。

◆ 1回の予算60億円のうち47億円(※)は「採点業務」の請負会社に支払われた

 「全国いっせい学力調査」のテスト問題は、国立教育政策研究所というところが作っているそうだ。小学校6年生の「国語」「算数」、中学3年生の「国語」「数学」で、知識中心のA問題と、知識の活用の記述を含むB問題がある。

 200万人以上の答案の採点を一斉に行うには大変な手間が掛かる。
 特に記述を含むB問題は、回答が「正」か「誤」かの判定が難しく、全ての統計結果が出るまでに半年も掛かる。テストを受けた生徒も教師も、忘れた頃に結果が出てくる。

 そんなテストが連続して3回実施された結果からは、全国テスト復活発案者「中山成彬」氏の「日教組」云々と学力の関係の証明は、残念ながら(?)できなかった。

 県別学力平均値を並べてみても、「ドングリの背くらべ」で、+−5%の範囲に収まっている。都市部が高くイナカが低いということもない。わずかな「平均値の差」をいくら眺めてみても、そこに特別の意味は見出せないのだ。

 沖縄がテストの平均値では低いが、その「理由」は分析されたのか?
 沖縄に文部科学省は、なんらかの「学力向上の為の支援」をするのか?

 沖縄に何度も訪れた私の個人的な感想では、のどかな南国の人々は、学校のペーパーテストの「点」を上げようとする「熱意」に乏しいのだろう。それをクニがどうにかしろと言ったら、「余計なお世話」というものだ。クニは、外国との「学力比較」でいい格好をしたいのか?

 そもそも「全国一律のペーパーテスト」で測れるものなど、子育て経験者の私に言わせれば、「ロクなもんじゃない」。

 関連過去記事の「大阪府は文科省の【全国学力テスト】をボイコットせよ!」(安住るり2008/12/18)で述べたが、教育とは「ひとりひとり」が相手の「信頼関係」によって成り立つものである。

 「悉皆調査」として、ある学年の2教科だけを年に1回、パターン化した問題で採点して、何が分かると言うのか? まあ、「研究者」にとっては、いじり甲斐がなくもない「データ」だろう。

 過去3年続けて、4年目には、小6で受けた子供たちが中3になるから、「悉皆調査」を続けてほしい、という「専門家」もいるが、「一人ひとり」の子供が、中3までに、どんな教師に当たり、家庭環境がどう変化したか、友人関係や、本人の「学習意欲」はどう推移したか、など、近くにいてつぶさに見ていた者でなければ、意味のある分析ができるわけがない。

(筆者注)業務委託会社に支払われた「合計約47億円」という数字は、09年5月15日付け『週刊朝日』110〜111頁の「学力テストもういらない!」を参考にしました。
 文科省の21年度入札データでは、2社合計で約40億円ですが、それ以外にも、委託した業務があったのかもしれません。

◆ 日本の子供たちの「学力格差」は、「地域」とは関係ない

 近年問題視されてきている日本国内の【学力格差】は、家庭環境の差、とくに【親の学歴と経済力】が大きく関っていることが詳しい調査で明らかになっている。

3年間でおよそ180億円かけた「全国学力テスト」で何が分かったか? | 新築された虎ノ門合同庁舎の12階から、財務省、総務省、霞ヶ関界隈を展望する(撮影すべて筆者)
新築された虎ノ門合同庁舎の12階から、財務省、総務省、霞ヶ関界隈を展望する(撮影すべて筆者)
 【全国学力・学習状況調査の分析・活用の推進に関する専門家検討会議(第14回)】が11月17日、虎ノ門の新庁舎で開催された。

 「教育関係者」が寄り集まった「たこつぼ議論」では、
●07年から09年まで3年やってきて、4年目もやる予定で準備していたから、急に変えられては困る、とか、
●「悉皆調査」を「抽出調査」にするのでは統計の意味が全く変わってしまう、とか、
●「抽出」調査になって選ばれた学校(学級?、自治体?)は無料でテストを受けられるが、外れた場合に「希望」して自主的に受けると、試験問題用紙は無料で提供されるというが、採点業務などの負担が生じて「不公平」だ、

 とか、「政権交代による変更」に様々な不満が述べられた。

 「専門家」として出席していた某放送局の幹部は、色をなして「3年間やってきた全員学力調査を、政権が変わったからと言って、40%の抽出調査に変更するというのは、悉皆調査は無駄だったということか!」と担当者に噛み付いた。

 私に言わせれば、中山大臣個人の思想的な意図で始まったことだから、日本の教育のためにはそもそも無意味だったのだ。しかし、やってしまったものは仕方がない。
 「あらたむるに、はばかることなかれ」である。

 「無駄ではなかったが、今後も続けることは、【費用対効果】の面で認め難い」というのが現政権の見解だ。

 9月に政権交代して、慌しく「査定」しているわけだから、自治体の担当者にとっては迷惑であろう。22年度は「抽出式」で実施ということになると、くじ引きで(?)選ばれるか、選ばれないかで対応が違い、予算面でも、予定が立たない、という問題が発生する。

 そこで「名案」か「迷案」か分からないが、私は考えた。

3年間でおよそ180億円かけた「全国学力テスト」で何が分かったか? | 新庁舎の2階へ長いエレベベーターを上がったところが玄関。茶色の壁は旧庁舎
新庁舎の2階へ長いエレベベーターを上がったところが玄関。茶色の壁は旧庁舎
◆ 22年度は「テストは休み」にして、じっくり「検討」しよう

 悉皆調査を3年間実施した700万人以上の膨大なデータがある。「研究者」はそれを心ゆくまで「調査」「分析」すればよい。
 県別平均値はわずかな「差」だが、それを「有意」なものとすべく、日本中に聞き取り調査などに回ればいい。

 文科省は、クニによる「全国学力調査」とは、何のために、どんな方法で行うべきか、じっくりと半年以上かけて検討すべし。その「調査費」くらいは、計上してもいいだろう。
 もしも、来年は文科省による「学力テスト」はナシ、となれば、地方自治体の関係者は、正直ホッとするだろう。予算措置も必要なくなる。

 ガッカリする生徒など、まずいない。テストは、学校や学級ごとにやるだけでたくさんだ。
 ガッカリするのは、無競争で得られる何十億円もの業務請負を期待していた民間業者くらいなものだろう。
 だいじな教育財源は、【学力テスト】よりも、【給食費補助】に使うべし。

3年間でおよそ180億円かけた「全国学力テスト」で何が分かったか? | <center>文部省の記者会を入り口からのぞいてみた</center>
文部省の記者会を入り口からのぞいてみた
関連記事
大阪府は文科省の【全国学力テスト】をボイコットせよ! 安住るり2008/12/18

参考ブログ
ライブドア「安住るり★興味津々」

参考資料
◆ 政権交代後の文科省「概算要求」(平成22年度)
○全国的な学力調査の実施36億円(△21億円)
 国として全国的な状況・課題の把握を継続するため、抽出調査(抽出率40%)に切り替えて実施するとともに、抽出調査対象外でも設置者が希望すれば調査を利用することが出来るようにする。併せて、教科の追加等について検討するための調査費を計上。(調査対象:小学校第6学年、中学校第3学年対象教科:国語、算数・数学)

 今年度(21年度)経費については、こちら。
平成21年度予算額(案)主要事項[説明資料]   (PDF:1,739KB) ※千円単位です。

 委託費の内容については、公表しておりませんが、こちらが参考になると思います。
 こちらで、21年度調査に係る、準備委託経費、実施委託経費の落札金額等が確認することが出来ます。
平成21年度調査 ※落札業者、落札金額、契約に係る仕様書などがこちらで確認出来ます。

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[55112] 「事実の認定」に見解の相違などありえない
名前:明石晶
日時:2009/11/29 14:50

>たとえば日韓両国の専門家たちが集合して、「歴史認識」の相違を議論し続
>けていますね。
>なぜ、いつまでも「認識」「見解」が一致しないのでしょうか?
>「事実」とは「ひとつ」ではなく、必ず、「主観」「解釈の相違」によって、
>無数の「ズレ」が生じるのです。


そもそも日本と韓国では「歴史」の意味が違うからですね。
日本で言う「歴史」とは、数々の証拠をつなぎ合わせて帰納法的に過去の事実
を解明することを意味します。
これに対して韓国での「歴史」とは、演繹的な歴史であり「あるべき歴史」を
意味します。
このように「歴史」の意味が違う以上、いくら議論しても一致するわけはあり
ません。


あなたのいう「主観」「解釈の相違」は、「過去にどのような事実があったの
か」を解明した後のお話です。従ってピント外れの反論です。


「日本は過去に朝鮮を支配した」
これは事実です。解釈の相違などありません。
これを前提に、「差別的な植民地支配だったのか」「対等な併合だったのか」
と議論することは有りです。様々な評価が考えられます。


同じように三省堂教科書の問題は、「日本は朝鮮語を奪った」「日本は朝鮮人
の名前を奪った」という論点が前提になっています。これは真実は一つしかあ
りません。それが良かったか悪かったか以前の問題です。主観、解釈の相違の
余地などありません。


参考までに、日韓における「歴史」の解釈の違いは、韓国研究者の間では常識
です。参考記事を紹介しておきます。



>関川: ‥‥先方(韓国人)が実証的歴史事実の積み重ねでは説得されるつ
>もりがないことは認識しておかないといけない。
>
>古田: 日韓歴史共同研究委員会も似てますよ。‥‥日本側の研究者が「資料
>をご覧になってください」と言うと、韓国側は立ち上がって、「韓国に対する
>愛情はないのかーっ!」と、怒鳴る。‥‥さらに、「資料をみせてくれ」と言
>い返すと、「資料はそうだけれど」とブツブツ呟いて、再び「研究者としての
>良心はあるのかーっ!」と始まるのです。
>
>関川: 歴史の実証的研究では韓国に勝ち目はないでしょう。事実よりも自分
>の願望というか、「かくあるべき歴史の物語」を優先させるようですから。

>
>古田: 民族的感情を満足させるストーリーがまずあって、それに都合のいい
>資料を貼り付けてくるだけなんですね。当然、それ以外の様々な資料を検討し
>ていくと、矛盾、欠落、誤読がいっぱい出てくる。
>
>櫻井: それは韓国の大学の歴史研究者ですか。
>
>古田: イエス。これは韓国の伝統的な論争の流儀であり、思考パターンなの
>ですね。李朝時代の両班の儒教論争も、みなこれですから。要するに「自分が
>正しい」というところからすべてが始まる。
実はこの「自分が正しい」という
>命題が実証不可能なんです。この思想が突出したものが、北朝鮮の主体思想に
>ほかなりません。

http://www.asahi-net.or.jp/~fv2t-tjmt/daikyuujuuichidai





>「言葉」というものも、まったく同じ「言葉」を使っていても、 その「記号」
>に、頭の中でどんな「イメージ」を重ねているか、 それぞれの脳内で描かれ
>るものは必ず「ズレ」でいるのです。


>「逃げ」でもなんでもありません。
>たとえば「言葉を奪う」という表現も、「法律で完全に禁止した」と解釈す
>るか、無言の圧力で、実質的に使い難い状況になった、という意味合いか、
>巾があるのです。


無言の圧力も何も、朝鮮語の授業もあったし、初のハングル辞典も編纂されて
いるんですが。朝鮮語のレコードも出されていたし、新聞も出ていた。


しかもあなたは元の記事でこういうことを言っています↓


>《 かつて独立国であったウェールズがイングランドに征服されて1870年
>以降「英語」が公用語とされ、学校で子供たちは民族の言葉である「ウェール
>ズ語」を使うと罰せられ、[Welsh Not] と刻んである木札を首に懸けられた。》
>
>どこかで聞いた事があるはなしではありませんか?そう、日本もかつて他の民族に対して同じことをしましたね。
http://www.news.janjan.jp/culture/0501/0501212802/1.php


無言の圧力などと言う表現はどこにもありませんが。
自分の記事の間違いを指摘されてから「巾があります」などという見苦しい言
い訳はするべきではありません。


もはや、従軍慰安婦問題の「広義の強制連行」とか南京大虐殺の「数の問題じゃ
ない」とか在日朝鮮人の「やむを得ず日本に来ざるを得なかった」と同じパター
ン。最初に具体的な話をぶち上げておきながら、嘘や矛盾が突っ込まれると拡大
解釈や論点ずらしに走る。


後出しジャンケンと同じ。
卑劣です。
記者の資格なし。
[返信する]
[55109] 見解の相違が、なぜかいつの間にか「卑劣」になり「許しません」となっています。
名前:藤田千秋
日時:2009/11/29 14:00
安住るりさん

>私は「教科書検定制度」そのものの問題提起として、関心のある方は検索を、と書きました。
>それに対して、明石さんが、「三省堂英語教科書」のことを持ち出しました。
>藤田さんは、ソレに反応したのですよ。

うそを書かれては困ります。
私は貴方の「[54741] 教科書検定制度については」に直接反応したのです。

しかも自分で誘っておいて、[54938]で貴方は

>なお、この記事は、「全国学力テスト」についての問題提起です。
>教科書検定についてのご意見があるなら、記事としてまとめて、
>投稿なさってください。

と検定制度に関して書くなとおっしゃる。全く無礼な話です。

>そして、安住に「情報公開などで公務員に仕事をさせたのは税金の浪費ではないか?」
と問いかけたのですよ。

それについて、貴方は

>[54839] [浪費」かどうかは見解の相違ですわね

と明言されていますが。25日に。
それを今頃になって「卑劣」とか「許しません」と書かれるのはおかしいでしょ。

まさに先に私が指摘したとおり、おかしなことを貴方はやられているのです。

>見解の相違が、なぜかいつの間にか「卑劣」になり「許しません」となっています。
論旨が矛盾しています。
[返信する]
[55107] 藤田さん、「情報公開請求は税金の浪費」ですか?
名前:安住るり
日時:2009/11/29 13:32
私は「教科書検定制度」そのものの問題提起として、関心のある方は検索を、と書きました。
それに対して、明石さんが、「三省堂英語教科書」のことを持ち出しました。

藤田さんは、ソレに反応したのですよ。
そして「誤報」と決め付けました。


そして、安住に「情報公開などで公務員に仕事をさせたのは税金の浪費ではないか?」
と問いかけたのですよ。


お忘れですか?

問題の本質とは関係のない「独善的な価値観」による「他人の行動の否定」が、卑劣だ、と言っているのです。
[返信する]
[55105] 「見解の相違」を認めない独善性
名前:安住るり
日時:2009/11/29 13:23
たとえば日韓両国の専門家たちが集合して、「歴史認識」の相違を議論し続けていますね。


なぜ、いつまでも「認識」「見解」が一致しないのでしょうか?


「事実」とは「ひとつ」ではなく、必ず、「主観」「解釈の相違」によって、無数の「ズレ」が生じるのです。


「言葉」というものも、まったく同じ「言葉」を使っていても、
その「記号」に、頭の中でどんな「イメージ」を重ねているか、
それぞれの脳内で描かれるものは必ず「ズレ」でいるのです。


「逃げ」でもなんでもありません。
たとえば「言葉を奪う」という表現も、「法律で完全に禁止した」と解釈するか、無言の圧力で、実質的に使い難い状況になった、という意味合いか、巾があるのです。


人間の「認識」というものの本質的な問題を理解できない人は、
「自分の解釈」を絶対視し、異なる「見解」「解釈」を認めません。


私がかつて批判した「全共闘」や「共産党」も、まさしく、明石晶さんと同じ「独善性」で凝り固まっていました。


思考の「幼児性」は、まったく同じですよ(笑)。
[返信する]
[55102] お前が言うなと言われそうですが
名前:藤田千秋
日時:2009/11/29 13:16
明石さん

主張は主張としてしっかり書くべきだと思います。
相手にあわせてひヒートアップするのも仕方ないと思います。

しかし相手よりもヒートアップしてしまうと、結局損をするのはあなた自身ではないでしょうか。
[返信する]
[55101] 見解の相違でもかまいませんが。。。
名前:藤田千秋
日時:2009/11/29 13:11
安住るりさん

>[55081] 議論の経緯をわかっていない藤田さん、結局は「見解の相違」ですよ

見解の相違ではなく事実認定の間違いだと私は思っています。
100歩譲ってそれも「見解の相違」として受け入れたとしても、私には不可解なことがあります。
[55081]の最後に貴方はこう書かれています。

>そういう言いがかりの付け方が、藤田さん、あなたの卑劣さを証明しているのです。
>私は、あなたを許しません。

見解の相違が、なぜかいつの間にか「卑劣」になり「許しません」となっています。
論旨が矛盾しています。

どこぞでの「賀来美里」さんのコメントと瓜二つです。
[返信する]
[55098] 間違いを認められないなら記者の資格なし
名前:明石晶
日時:2009/11/29 13:00
駄目押ししてやる。
三省堂教科書事件記事の問題点は、安住るり記者が完全な誤りを信じ込んでい
たことが問題であって、検定制度がどうのこうの、見解の相違がどうのこうの
は関係ないからな。



・日本人は朝鮮語を奪った
・日本人は朝鮮人の名前を奪った


これを信じ込んでいた安住記者が、三省堂教科書の訂正に噛み付いたのが発端。
ところが、朝鮮語は奪われていないし、名前も奪われていないことが、記事の
コメント欄で]ソース付きで明らかになる。すると、安住記者は「海外
旅行に行きます」と言って逃亡。
そして今回は「見解の相違」と言い訳してる。


自分の思い込みで書いた記事に関して過ちを認められないならば、記者の資格
はない。記事なんか書くな。


間違いは間違いだ。
潔く認めて、次のステップに進め。


こういう人間を放置して、批判する人間のコメントを削除し続ける。
だからJANJANはこんな状態になったんだよ。
[返信する]
[55096] つまらないところには反応するんだね
名前:明石晶
日時:2009/11/29 12:49
そんなところに反応する暇があるなら、あなたが信じ込んでいた
「日本は朝鮮語を禁止した」「日本は朝鮮人の名前を奪った」と
いうあなたの思い込みが間違っていたことに反応したら?
「見解の相違」なんて言葉で逃げるなよ。
[返信する]
[55092] 明石晶さんのパターン思考は救いようがない
名前:安住るり
日時:2009/11/29 12:21


「三省堂教科書問題は『お上vs教科書会社』という構造なのだ」という発想は、
いつまでもノスタルジックに学生運動にしがみ付く団塊の世代らしい古びた反
権力思考に基づくものだと思われますが、

〜〜〜〜〜

明石さん、なんですかこれは。
こういう勝手なイメージ付けが、ようやく解消された、と思っていたのですがね。

私が、「東大紛争」時代から、個人として、当時の「学生運動」を主導していた「全共闘」や対立する「民生(共産党)」を明確に批判していたことは、ずんぶんネットに書いたのですがね。


よろしければ、安住るりのコラム「昭和史瑠璃色眼鏡」の「22歳で知ったこと」シリーズをお読みください。
[返信する]
[55089] 藤重さん、ご連絡先、ありがとうござます
名前:安住るり
日時:2009/11/29 12:09
久しぶりに「交流会の通知」の記事のコメント欄を見たら、
藤重さんから、大切なinfo.がありました。
ありがとうございます。



今月は所用が立て込んでしまいましたが、いつかきっと、京都にお邪魔します。何人か、親しい人がいますし。
12月5日にお目にかかれるのを楽しみにしています。

   ***

この記事については、「文部科学省による悉皆全国学力テスト」の必要性を認めるご意見は書き込まれませんね。

26日の夜にたまたま旅先でNHKを見たら、私のこの記事とほぼ同じ意見を、NHKの解説委員の男性がしゃべっていました。


この記事内容に、「中山成彬」氏を批判しているところがあるので、どうしても安住を叩き潰したい勢力が、「教科書検定」の問題を歪んだ形で蒸し返しています。


私はこの件では絶対に負けません。
「教科書検定制度」について、注目されればされるほど、その違憲性が世間に知られていきます。
大いに騒いでくれれば結構な話です。
[返信する]

11月16日〜11月21日 

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