【ソウル西脇真一】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が、同国西部の忠清南道に世宗(セジョン)市を建設して政府機関を移す首都機能移転計画の修正を表明したことに対し、野党陣営は28日、一斉に反発した。
最大野党の民主党は「国民を欺いた」と批判。同道などを主地盤とする保守系の自由先進党は所属する17人の議員全員が辞職を決議して抗議し、李会昌(イ・フェチャン)総裁は「国の未来のため修正に反対する」と気勢を上げた。
与党ハンナラ党でも朴槿恵(パク・クンヘ)元代表が原案推進の立場を改めて表明するなど波紋が広がっている。
毎日新聞 2009年11月28日 20時04分(最終更新 11月28日 22時32分)