ロッテからフリーエージェント(FA)宣言し、横浜入りが決まった橋本将捕手(33)が27日、横浜市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。尾花新監督とはロッテ時代以来14年ぶりのタッグ結成となるハマの新正捕手候補は「やるからには優勝しかない」と気合十分。年俸7500万円プラス出来高払いの2年契約で、背番号は10に決まった。
19日の第1回交渉でほぼ合意に達していたこともあり、橋本は「これだけ求めてもらったことが大きい。プレッシャーもあるけど、試合に出続けることが一番」とスッキリした表情。岡本編成部長も「捕手としての探求心とプライドがある。選球眼は球界でもトップクラスだし、打撃の面でも大きなプラス」と期待を寄せた。
指揮官との不思議な因縁もある。ロッテからドラフト3位指名を受けた94年、入団発表に向かう松山空港で投手コーチ就任が決まっていた尾花氏と出くわし、あいさつを交わした。同じユニホームを着たのは2年だけだが「野球理論は他の人と違うものがあった。昔分からなかったことも今なら理解できる」。15年のキャリアを積み、今度は正捕手として尾花監督を支える。(金額は推定)
(臼杵秀之)
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