中日・落合監督、ファン感謝デーに異例の不参加
| 中日ファン感謝デーの大声競争でファンと一緒に叫ぶ(左から)山本昌、岩瀬ら |
◆ 03年から皆勤…理由明かさず ◆
指揮官が異例の“雲隠れ”だ。中日は28日、ナゴヤドームでファン感謝デーを実施。例年、冒頭であいさつする落合博満監督(55)は、球場入りしながらも不参加。一度もファンの前に現れず、営業関係者も明確な理由を把握していない謎の欠席となった。
「(監督あいさつは)最初から予定になかったので、プログラムに入れなかった。本人の意向でしょうけど、理由は聞いていません」
イベントの責任者の近藤営業部長の言葉も歯切れが悪かった。落合監督がファン感謝デーに参加しなかったのは初めて。就任直後の03年から毎年何らかのメッセージを残してきた。リーグV、日本一の両方を逃した昨年は「5年間指揮を執って初めて負けたなという気持ち」とファンにざんげ。今季は2年連続の無冠に終わったが、何の言葉も出さなかった。
24日の球団納会でも、自身のあいさつの時に報道陣をシャットアウト。「内部のことを外に出されては困る」と説明したが、ファンに対してすら“貝”になったということなのか。“オレのカーテン”は分厚くなるばかりだ。
[ 2009年11月29日付 ]
PR