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ここから本文エリア 白山白峰スキー場 今冬限定で営業へ2009年11月28日 ◆市議会可決◆ 赤字続きで今シーズンの営業が疑問視されていた白山白峰温泉スキー場(白山市白峰)について、白山市は27日に開いた臨時市議会で1シーズン限りで地元のNPO法人に委託する議案を提出し、全会一致で可決された。9月市議会では否決されていたが、一転、期間限定での営業が決まった。 議案ではNPO法人「白峰スノースポット」(小田吉一理事長)を12月1日から来年3月末まで指定管理者とする。市は運営経費のうち県から昨年の倍額の1千万円の補助を受ける内諾を得たと説明した。9月議会で提出された案では県負担は約820万円で、3シーズン同法人を管理者として指定していた。 05年2月に合併して誕生した白山市には、旧村などが作った6カ所のスキー場があった。市は07年、白山中宮温泉、鳥越高原大日の両スキー場の営業休止を決定。白山白峰温泉スキー場については県内で唯一アルペン大回転の公認コースがあり、県大会も催されることなどから昨シーズンは2カ月程度営業していた。大会のほか、選手の育成にも活用されているという。 白峰スノースポットの小田理事長は「今後大きな大会もあり、ジュニアの育成もしなければならない。喜んでいます」とほっとした様子。角光雄市長は「合併後の心配は山麓(ろく)の過疎化をいかに止めるか。今シーズン以降はほかも含めてスキー場の整理について議論していく」と話した。
マイタウン石川
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