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裕也が来た見た!事業仕分け“かったるいぜベイビ〜”

事業仕分け最終日に傍聴に訪れ報道陣に囲まれる内田裕也(中)
事業仕分け最終日に傍聴に訪れ報道陣に囲まれる内田裕也(中)
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 政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)が2010年度予算編成に向け概算要求の無駄を洗い出す「事業仕分け」は27日、9日間にわたるすべての作業を終えた。同日午前にはロック歌手の内田裕也(70)が会場となった東京・市ケ谷の国立印刷局体育館を訪れ、仕分け作業を傍聴。「ロック界の代表として政治に無関心でいられない。最終日だし見に来た」と熱心に見学した。

 内田は仕分け作業が始まる1時間以上前の午前8時すぎに会場に姿を見せ、開場を待つ一般傍聴者の列に並んだ。金髪にサングラスといういつものスタイルは明らかに周囲から浮いていたが、報道陣から「1人で来たのか」と聞かれると「はい。ロックですから」と堂々。

 傍聴に訪れた理由について「海外に比べ、日本のミュージシャンは政治への関心が薄い。オレみたいに長くやってるやつが来ると、若いやつにも影響があるんじゃねえかと思って。政治に関心を持たないとジョン・レノンに笑われる」と説明。民主党の蓮舫参院議員が“仕分け人”として各省担当者を厳しく追及する姿が連日報道されているが、「蓮舫ちゃんはやりすぎ。あまりきついことを言うようなら、もっと人間らしくやれって言おうと思う」と話した。

 同9時半から作業が始まると、第1作業グループ(WG)で財務省所管の独立行政法人「国立印刷局」などについての審議を傍聴。議論が予定より30分オーバーし1時間半に及ぶと、「かったるいなあ。ヤジったらパクられるの?」と報道陣に質問する場面も。「もっと突っ込んで議論するかと思ったが、大した額じゃない官報の(印刷の)話とか、かったるかった。仕分け人もあら探しが多い」と苦言を呈した。

 その後、蓮舫氏が主査を務める第3WGに移動。議論に熱心に耳を傾け、「もっと丁々発止やるかと思ったけど、意外となれ合いっぽいところがあった」と感想。蓮舫氏については「声もかすれてだいぶくたびれてるな」と気遣った。

 正午ごろまで2時間以上傍聴し、「ミュージシャンやアーティスト、画家も仕分け人に入れるべき。オレはいいけど、矢沢永吉くんに入ってもらえばいいじゃないか」と要望。また、「衆参両院議員の給料を20%カットしろ。まず、てめえらがやってから(仕分けを)やれ」と注文を付け、会場を後にした。

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