2009年11月28日 23時14分更新
12月1日の世界エイズデーを前に岡山市にある国際NGO団体が岡山市の桃太郎スタジアムでエイズ患者への理解と支援を求める啓発活動を行いました。
12月1日はエイズのまん延防止やエイズ患者への差別や偏見をなくそうとWHO=世界保健機関が定めた世界エイズデーです。
これを前に、岡山市にある国際NGO団体「AMDA社会開発機構」ではファジアーノ岡山のホームの最終戦が行われている岡山市北区の桃太郎スタジアムでサポーターの人たちにエイズ患者への理解を呼びかけました。
AMDA社会開発機構によりますと岡山県でもエイズ患者がおととしは10人、去年は21人が確認されているということです。
メンバーの人たちはスタジアムの通路で、エイズに苦しむ人たちへの理解と支援の意思を示す「レッドリボン」のシールや、エイズに関する知識をまとめたパンフレットなどを配ったほか、スタジアムの大型ビジョンで、エイズを啓発する3分間の映像を流してサポーターたちに理解を呼びかけていました。
AMDA社会開発機構の富岡洋子部長は「岡山でもエイズの感染者が去年1年間で倍増している。他人事だと考えずに関心を持ってほしい」と話しています。