2009年11月03日
最終メモランダム
アンチョコ氏は,震えた字で次のメモを最期に記載している。*1
大野病院事件では,控訴期限を待たず,警察庁長官と法務大臣が「医療事故からの撤退ないし慎重対処」を趣旨とする声明感想を述べ,主要な地検には医療事故を一元管理する「医療事故係検事?」が設置されたらしい。F地検がS高検の事前決裁(承認?)を得ないで暴走起訴したという「噂」が本当なら,今後地検の暴走起訴は抑止されるだろう。
しかし,当分,医師の司法不信は残存するから,根気よく,誰か法律関係者が説得し続けなければならない。特に,1) 業務上過失の「過失4要件(特に医療症例鑑定による回避可能性)」と違法性阻却事由の「許された危険(社会的相当行為)」で本来刑事責任を問われるリスクは低いこと,2) 起訴前捜査段階の効率的弁護をキッチリやれば,不勉強な検事でも不問(不起訴)にするしかないのが多いことetc.
私には残された時間がないし,満足に字も書けなくなったからもう無理だ。これを呼んだ(誤字ママ)誰かがやってくれることを願う。
_| ̄|○ m(_ _)m ○| ̄|_アーメン
*1:キメイラおじ様が某ブログで転記した方が客観部分は詳細なので,私はキメイラおじ様が省略した意見部分を記録した
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g16601051.htm
第一六六回
衆第五一号
非自然死体の死因等の究明の適正な実施に関する法律案
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g16601052.htm
第一六六回
衆第五二号
法医科学研究所設置法案
その次に、医療での死因究明でしょう。
死後の画像診断をAIと言うな、某法医学医師が申しておりました。AIという言葉の使われ方で、名誉毀損の損害賠償訴訟にまでなっているようですが。涙。某作家さん
無過失補償は、予防接種法にまづ書かれない事には、でしょうね。
個人的には,病理解剖やMRCT検査で死因が究明されて,医療や治療の進歩になるのは大事で優先順位は高いです。
予防接種禍への補償と同様に予算措置が継続的に講じられることを望みます。
事は、文部科学省も含みますし、病理、法医学は絶滅の危機に瀕しています。
法医科学研究所ができれば、いろいろ死因解明に有利なります。
遺族は、同医療機関での解明に難色を示す場合も多くございます。名大の件など,
名古屋市に監察制度なかったなど。
正直、今日のエントリは頂けません。
亡き父上は一定期間、氏素性を秘匿するよう、関係者に「守秘」を遺託されたのではないでしょうか?
その「守秘義務」は解除されたのでしょうか?
遺された膨大なメモやノート、この内容をごく一部とはいえ、誤字の儘に詳細にネットで公開されることは、亡き父上が許されたのでしょうか?
医療側刑事弁護ナショナルセンター設立を投稿なさったおられた某ブログも、今はブログ主様の個人的な事情もあって蜘蛛の巣が張っております。しかし、その某ブログで亡き父上様と共に討論した常連の中には、今年春以後の貴女Jr.やご友人の「代筆投稿」に、心情的にわだかまりを持たれて、某ブログから疎遠になれられた方もいらっしゃいます。はっきり言えば、いくら病気とはいえ、本人と議論しているつもりで投稿を遣り取りしていた相手が、ゴーストライターであったかもしれないと知り、憤慨と落胆で気持ちが離れられた常連投稿者もいらっしゃるのです。
また私も含め、某ブログで亡き父上と交わった多くの常連諸氏は、ハスカップ氏のリアルの氏素性については知っていたり、ご職業やお勤め先なども大凡想像が付いている方が多いと思います。でもネット界で厚誼を得た多くのブロガーやコメンテーターは、承知していながらあえて黙していたり、調べようと思えば調べられるのにあえて詮索しないし、ネット界に流さないのです。それは何故だと思いますか?
余りにも亡き父上の生き様が素晴らしく、ネット世界のハスカップ氏という人格に敬服しているからこそ、氏素性を秘匿して欲しいという「守秘の遺託」を尊重しているのです。そしてその守秘の義務を一番強く託されたご家族が「解禁」を宣言しない限り、ネット世界のハスカップ氏は永遠に正体不明のままに、秘密を守らざるを得ないと皆思っています。
しかるに、一番守秘の義務を故人から託されたご息女が、故人のメモランダムを一字一句、字の乱れまで活写されるのであれば、守秘義務は解除されたのかとも感じます。それとも解除はされていないが、「思い出話」の一つとしてこのブログに掲載されたのでしょうか?
そうした無秩序な思い出話は誤解を生じます。公開するなら公開する、秘匿するなら秘匿に徹する、何時何時までと故人から時日を限って遺託されたのであれば、何時になったら解除されると、きちんと公表すべきです。無用な誤解がネット界に蔓延すると、故人が望んだことと違う形で正体が暴かれたりすることも起こるでしょう。そうしたリスクはご理解されていますか?
もし秘匿を解除されるのであれば、私も機会があればハスカップ氏のメモ(アンチョコ)を見たい、PDFなりでダイレクトに読みたい。そうした想いは禁じ得ません。しかし公開するにしてもバラバラに断片的に流すのではなく、系統だてて整理して公開すべきです。そうでないと故人の業績が正しく伝わらず、誤ったイメージや誤解に基づく筋違いの批判が浴びせられる可能性も出てきます。そうしたリスクを考えられた結果、ハスカップ氏は氏素性の秘匿を託されたのではないでしょうか。
貴女Jr.も法律家を目指して勉強中との由。その法律家にとって命より大事なことは、依頼人の秘密を守ること、すなわち「守秘」です。法律家にとって依頼人より託された秘密は、例え家族であっても語ってはならぬことです。貴女にとって秘密を託した依頼人は亡き父上の筈です。その遺託を何処まで守り、何処までは公開するか、法律家の卵である貴女の決断次第かと思います。
まだお父上を失われた心の寂しさが癒えない貴女に、少々厳しいことを申し上げました。
お許し下さい。
ご指導とご叱責ありがとうございます。
ご意見はごもっともで,私の配慮不足を痛感しました。
私としては某スレと某某掲示板で暴露されてしまった(犯人は想像がつきましたが胸に秘めます)限度で書いているつもりでしたが,ご指摘のリスクは至極もっともで,己の未熟さを痛感しました。
なお,亡父の名誉のために申し上げますが,私とキメイラ様の「代筆投稿」は,文字通り「代筆」ではなく,「一字一句たがえぬ代理伝達投稿ないし機械的道具的タイピング代行」であります。
父の投稿を「代筆」できるような人は日本にも世界にも1人もいないと思います。
「ハスカップ書庫」は私も幼少期から(内容もわからない歳から)接していましたが,「ハスカップ・メモランダムノート」は,私も,おそらくキメイラ氏も,父の死後に遺言で初めて目にしたからです。
ご指導いただいたご指摘を踏まえて,当分の間,ハスカップメモ(アンチョコ)関連のエントリと投稿を自粛いたします。
ハラハラしながら見ていたけど,「法務業の末席」様のご意見はもっともだと思うよ。
私が思い出話を感慨気に書いていたように読める投稿が触発したようなんで,この点は貴女に「不作為の罪(「怠りの罪」「為すべき善を為さなかった不作為の罪」; peccatum omissionis)」として謝る。
私がハスカップ氏の末期の病床に足繁く通ったのは,生への諦観but闘争に共感して励まし見舞うこともあったけど,代理投稿の御用聞きも兼ねてたけど,一番時間を割いたのは,ハスカップ氏の没後にどこまでエピソードを公開してよいか公開した方がいいかを議論して,公開の線引きをしたことですよ。
だから,死後の投稿を委託された「医療と法のメモ」を某ブログに投稿したほかは,故人(個人)が特定されない私的思い出話に終始したわけです。むろん,ハスカップ氏の実像を記録して某ブログの常連さんに知ってもらいたいという思いは,学生時代からの悪友として人一倍強かったけど(これは同じだね),ぐっと堪えて限定カキコしたんです。
わかってもらえるかな。亡きハスカップ氏と無二の親友だったキメイラおじさんの気持ちが。
謹んでご冥福をお祈りさせていただきます。
お嬢様が“大事な魂の遺品”を亡きお父様の遺志に基づいて有益に使われるのなら.それはご遺族の自由ですから第三者が嘴を入れることではありません。雑音として聞き流すのがいいと思います。
ご遺言を見ることができない人は特に。(おそらくお嬢様はいわれのない批難を受けてもご遺言を公開する気はないでしょう)
原本は某研究機関に相続させながら.「医療と法」分野のデッドコピー30箱分をお嬢様に託した事実から.亡きお父様の遺志が推測できると思います。(あれこれ批難されても.ご遺言は公開して反論しない方がいいですよ。ネット上の批難に耐えてください。)
大事なことは.亡きお父様の遺志に基づき.雑音を雨傘でしのぎながら自分の信じる道を進むことです。
「初めに言葉がありき。言葉は神であった。」
了解しました。m(._.*)mペコッ
アンチョコ氏が特定されないように法務業の末席様のアドバイスを踏まえてアンチョコメモの引用範囲を当分自主規制します。
ROM潜様
温かいお言葉ありがとうございます。m(._.*)mペコッ
アンチョコ氏からも同様のアドバイスが生前にありました。
ブログやサイトを開けば,「応援も来るし批難も来る」と。
「反論するために大事なものを失うくらいなら耐えて聞き流す度量が必要だ。」と。
「批難の雨を傘でしのいで己の信じた道を行くマイウェイ。」と。
末尾に父が大好きな聖書の一節を摘示していただき感極まりました。(/ω\)
あなたがどの様な意見をもっておられるかに尽きます。 某氏の書き残された物は、
公にする必要もありません。
それに、あなたは某氏では無い事ですし。 化学者を目指されたなら特定物質
を抽出すまでの工程も必要であります。 工程を排除して物質抽出してもです。
工程をもっと大事にする必要があります。 それに特定物質のみが、一人歩きする場合も
ありますから。 メチル水銀の特定過程を、思い出してください。
了解いたしました。
虎の威を借るような誤解は避けるように致します。
ご尊父には生前ネット上で色々と勉強させていただきました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
ブログも学業も頑張ってくださいね〜。
おいらが学部の1年生だった頃よりも、ずっとしっかりしているし法律に詳しすぎでびっくらしておりますw
こちらこそ生前は亡父が大変お世話になりました。
亡父は最期まで某ブログでの常連様との会話を楽しみにしておりました。
これも,ろくろくび様たち常連の皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。
法律に詳しいと言っても,今は幼少期からの亡父から聞いた耳学問に過ぎません。
もともと,私は,スッチー(CA)>美容師>弁護士>薬剤師>医師>……と将来の夢がオンナノコらしく「転々譲渡」wしていますので,たいしたことありません。
法学部でしっかり勉強しようと思って,亡父の文献リストで憲民刑の基本書を買いそろえようとしたら,絶版か新版になっているものばかりで,アマゾンのお世話になりました(アセアセ
ほとんどROM専だったのでハスカップさんとは一言二言くらいしかお話したことはありませんでしたが、あの知識とブレのない論旨に敬服しておりました。
ジュニアさんのこの備忘録を読ませていただいて、なんだかハスカップさんにまた会えたような気がして(いや、お会いしたことはないのですが・・・^^;)ちょっとうるうるしてました。
そして、ろくろくび様の、「おいらが学部の1年生だった頃よりも・・・」に禿同^^;
ご投稿ありがとうございます。m(_ _)m
生前の父が某ブログでお世話になりました。
父は,変な英語ナマリの日本語で帰国した私には,ことのほか日本語に厳しく,父母の口調を一生懸命再履修しました(涙。
そのせいか,父母と語り口調がそっくりだ,帰国子女の英語ナマリないけどホントにアメリカにいたの?とよく言われます(アセアセ
でも今は感謝しています。日本語に不自由ですぐ英単語が出てくる帰国子女,といじめられずに済みましたから。
だけど早く帰国したので,大学受験では帰国子女枠に該当しなくて,楽して日本の大学という怠慢受験が夢と消えました(T_T)
それと,父は論旨はブレなかったかも知れませんが,ブレたものを知っています。
それは好きな女優さんです(大爆笑。
榊原イクエさん,秋吉久美子さん,リンゼイ・ワーグナー,ローラー・ボー,ファラ・フォーセット・メジャーズ…(途中経過省略)…(最期は長すぎるので又省略)。
これって,ブレどころか,ほとんどプレイボーイの浮気症に等しいかとw
そのせいか,上の投稿欄に書いたとおり,父の浮気症DNAが遺伝したのか,私の「将来の志望」遍歴が○乱レベルです(T_T)