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米大統領警護の責任者が陳謝 「招かれざる客」騒動

11月28日10時44分配信 産経新聞

 【ワシントン=山本秀也】米ホワイトハウスでの晩餐(ばんさん)会に招待状のない夫婦が侵入した問題で、大統領警護を担当するシークレットサービスのサリバン局長は27日、「われわれの失敗だった」と警備上の責任を認め、公式に陳謝した。夫婦がオバマ大統領夫妻と接触していたことも明らかになり、シークレットサービスは2人から事情聴取する方針を決めた。

 米大統領の警護責任者が、警備の失態を認めて陳謝するのはきわめて異例。サラヒ夫妻の侵入の経緯についてサリバン局長は、「2人が通った保安検査場で、招待者リストを照合する儀典の手順が踏まれていなかった」と説明。ホワイトハウス当局者は、同夫妻が他の招待客とともに、大統領夫妻の歓迎を受けていたことを確認した。

 シークレットサービスは同日、任意出頭を要請するためバージニア州内のサラヒ夫妻宅に係官を派遣したが、夫妻は不在だったという。事情聴取に応じない場合、「あらゆる選択肢を排除しない」として、強制捜査も視野に置く構えだ。

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最終更新:11月28日10時44分

産経新聞

 

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