H2Aロケット打ち上げ成功 北監視の情報衛星搭載
11月28日11時5分配信 産経新聞
政府の情報収集衛星光学3号機を搭載した国産大型ロケット「H2A」16号機が28日午前10時21分、鹿児島県の宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターから打ち上げられ、約15分後にロケットからの分離に成功した。予定軌道への投入が確認されれば、事実上の偵察衛星である光学3号機によって、弾道ミサイルや核の開発を続ける北朝鮮への監視の目は強化される。
光学3号機は高度数百キロで地球を南北に周回。約3カ月間の機能チェックを経て本格運用に入る。衛星開発費は約487億円、H2Aでの打ち上げ費は約94億円。
光学3号機が搭載するセンサーは超望遠デジタルカメラに相当し、識別可能な物体のサイズ(解像度)は白黒で約60センチとされる。現在の光学1、2号機(解像度約1メートル)よりも大幅に向上したが、撮影は晴天時の昼間に限られる。
これまで政府が運用してきた情報収集衛星は光学1、2号機、曇天や夜間でも撮影できるレーダー2号機と光学3号機の性能に近い実証衛星を加え、事実上4基。このうち光学1号機は既に設計寿命を越えており、光学3号機が代替機となる。
ただ、衛星の数は増えても政府目標の1日1回は全世界を撮影可能とする体制には、光学、レーダー衛星2基ずつが必要。そのため、目標の達成はレーダー3号機が打ち上げられる平成23年度以降となる。
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光学3号機は高度数百キロで地球を南北に周回。約3カ月間の機能チェックを経て本格運用に入る。衛星開発費は約487億円、H2Aでの打ち上げ費は約94億円。
光学3号機が搭載するセンサーは超望遠デジタルカメラに相当し、識別可能な物体のサイズ(解像度)は白黒で約60センチとされる。現在の光学1、2号機(解像度約1メートル)よりも大幅に向上したが、撮影は晴天時の昼間に限られる。
これまで政府が運用してきた情報収集衛星は光学1、2号機、曇天や夜間でも撮影できるレーダー2号機と光学3号機の性能に近い実証衛星を加え、事実上4基。このうち光学1号機は既に設計寿命を越えており、光学3号機が代替機となる。
ただ、衛星の数は増えても政府目標の1日1回は全世界を撮影可能とする体制には、光学、レーダー衛星2基ずつが必要。そのため、目標の達成はレーダー3号機が打ち上げられる平成23年度以降となる。
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最終更新:11月28日11時41分
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