【玄界灘を越えて】白仁天物語（５）“大逆転”で韓国一の監督へ (4/4ページ)

　■ラングーン事件　１９８３（昭和５８）年１０月９日、ビルマ（現ミャンマー）の首都・ラングーン（ヤンゴン）のアウンサン廟で爆発があり、同国を公式訪問していた韓国政府要人の徐錫俊副首相兼経済企画院長官や李範錫外相ら韓国人１７人を含む２１人が死亡。多数の重軽傷者も出た。

　当時の全斗煥大統領も参拝を予定していたが到着が遅れて助かった。ビルマ政府は後に逮捕した容疑者２人について「北朝鮮の工作員」と発表。北朝鮮はこれを否定し、「事件は韓国の自作自演である」との声明を出した。