十勝毎日新聞社ニュース
中川郁子さん 十勝であいさつ回り
2009年11月26日 16時10分
亡き夫の感謝の気持ち継ぐ
「突然の別れ申し訳なく…」
故中川昭一元財務・金融相(享年56)の四十九日法要を終えた郁子夫人が25日、十勝入りし、支援者らへのあいさつ回りを始めた。衆院選のお礼回りの途中に急逝した夫の後を継ぐ形で、8月衆院選の応援や追悼行事参加に関し感謝の気持ちを伝えている。
砂川市長の会合に出席した中川郁子さん
郁子夫人は同日午後、大正地区を回り、帯広市内のホテルで開かれた砂川敏文市長の資金管理団体の総会に出席。「8月の総選挙では結果を出せず、10月に突然皆様方からお別れしたことを本当に申し訳なく思います」と頭を下げた。
四十九日までは遺品の整理に時間を費やしたとし、中川氏の政治活動やライフワークとした水の研究に関する貴重な資料を、何らかの形で活用する考えも示した。砂川市長の退院と公務復帰を祝福し、「正義の二文字がぶれなかった政治生活は皆様方のおかげ。体が大事ですので、本当にお気を付けください」と語った。
中川氏は8月の衆院選落選後、十勝と東京を行き来しながら後援会や選挙対策本部の役員らを回っていた。再起への意欲も見せていたが、10月3日に東京都の自宅で急逝。郁子夫人は「続けてごあいさつに回りたい」と話していた。28日まで管内各地を回り、同日午後の十勝連合後援会の会合に出席。29日は釧路へ向かう。(安田義教)