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スキーリフトに搬器を取り付け〜第2リフトも補修が一段落
(11月27日付け)
 市営大山スキー場の整備が急ピッチで進み、同スキー場の指定管理者のNPO法人紋別市体育協会(森安春会長)は25日、スキーリフトの搬器取り付けを終えた。故障のため2シーズン使用できなかった第2リフトの補修工事も終わり、12月に検定を受けてOKサインが出ると今冬には供用再開となる。第2リフトが使えるようになるのはスキーヤーはもとより、スキー授業に励む学校側にとっても朗報となりそうだ。スキー場駐車場から迂回せずにダイレクトにゲレンデに出ることができる階段の設置工事も市農政林務課が窓口となって進めている。
 スキー場の搬器取り付け作業は25日、みぞれ混じりの悪天候のなか、第1リフトは旭勇産業職員、第2リフトは体育協会職員の手で進められた。最も利用客の多い第1リフトはロマンスリフトと名付けられた「ペアリフト」。延長は大山中腹まで届く393.79メートルで、これに57席の搬器を設置する。索道管理技術者の金井正己さんの指揮のもと、搬器をワイヤーロープに一定間隔でガッチリと固定する作業を進めていた。金井さんらは「ことしもリフトの無事故に万全を」と期待しながら念入りにチェックしながら作業を進めていた。
 山頂まで届く第2リフト(706.73メートル・131席)は、市教育委員会体育振興課が窓口となって、滑車やワイヤーの交換、駆動機械のオーバーホールなど補修工事を終えている。事業費は2331万円。検定を受け、供用再開となると山頂から一気に滑降が可能となり、「流氷の見えるスキー場」のインパクトが強くなり、観光面でも朗報となりそうだ。
(スキー場に搬器取り付け、早めのオープンに期待し準備が急ピッチで進んでいる=写真=)

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