広島交通(広島市西区)は26日、売却方針を表明している広島県北広島町のスキー場「八幡高原191」について、地場企業の運営協力を受け、今シーズンの営業を継続する方針を決めた。
昨シーズンまで運営を委託していたグループ会社の広交観光(西区)と建設会社の丸山工業(安芸太田町)が共同運営する。広島交通は近く、両社と委託契約を結び、12月23日に今シーズンの営業を開始する。
ゲレンデの管理やリフト運行などにあたるスタッフ数や業務の分担などは今後、広交観光と丸山工業で詰める。丸山工業は、地元雇用に配慮し、安芸太田町内の障害者施設利用者の採用も検討している。
両社は「地域と一体となったスキー場運営に努める。多くのスキー客を呼び込み、安定した経営を目指す」としている。
【写真説明】地場企業が運営に加わり、今シーズンの営業を続ける八幡高原191
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